撮影ルームに設置したクロマキーだが、照明セットを購入した時の付属品のものを使っている。

この写真を見る限り、大層立派に見えるが実際に使用するとこんな感じになる。

当たり前だがこの背景布は折りたたまれて送られてきた。
これでもアイロンを使って丹念に伸ばしたのだがどうしてもシワが取り切れない。



白の背景布を使うとよりっくりき折目とシワが目立つ。
当然保管する場合も折りたたんで保管する必要があるので使用するたびに広げてアイロンがけをしなければならないのかと思ったら絶望してしまった。

そこで背景を「布」から「紙」に変えてみた。
プロは「ケント紙」というものを使うようなのだが、これは5枚入り150円の安物である。
布と違い、一度折り目が付いてしまったら伸ばせないが、そもそも最初から折り目が付いていない、安いということを考えると非常に使い勝手がいい。
早速背景紙を使って撮影してみた。

どうだろうか。まるでプロが撮ったんじゃないかという出来栄えである。
背景を変えるだけでここまで変わるものか
シワが見えないというのは非常に見やすい。

実際にはライティングの技術も向上していて、影が出来ないように撮影しているので、
その点も大きいのだがやはりしわしわの布が写ってしまうとどうしても安っぽさが出てしまう。

撮影した状況はこのような感じだ。
前回は真横からライティングしたが、そうすると正面部分が暗くなってしまうので、真横からではなく、右斜め前から100Wのメイン光、左斜め前からは60Wの補助光でライティングすることでむらなく被写体を明るくすることが出来た。
今回の結論。
背景は紙が圧倒的に良い。