Photoshop

愛猫や愛犬の画像を的確に選択する方法【Photoshopを使いこなす】

範囲選択する際にとにかく困るのは形状が複雑でソフトが適切に選択範囲を判断してくれない時である。

クイックマスクモードなどを使い地道に選択していけばどのような形状なものでもいつかは選択できるが猫や犬などを選択する場合は相当に苦労する。

オブジェクト選択ツールを使って選択してみる

例えばこのような猫の写真。

背景と猫の色合いがはっきり違うのでオブジェクト選択ツールを使うと一応選択できるのだが…

オブジェクト選択ツールで猫を選択

大まかに選択できているがよーくみるとところどころ選択が甘いのが確認できると思う。

実際にこの選択範囲で猫を切り取ってみると…

猫 オブジェクト選択ツールで切り抜き

背景と猫の境界線、背中のあたりがわかりやすいが毛先がすべてカットされ不自然になっている。

こといってこの毛の一本一本を手作業で選択していくのはとても大変である。

そこで今回は作業時間を大幅に短縮して猫や犬の毛の一本一本まで選択できる方法を紹介したいと思う。

マスクと選択

一本一本の毛並みまで正確に選択するためには「選択とマスク」を利用する。

クイックマスクモードと名前が似ているが別物なので注意しよう。

選択範囲から「マスク選択」

オブジェクト選択ツールで猫を選択

マスクと選択を使うにはまず選択したい対象をオブジェクト選択ツール、クイック選択ツール、何でも構わないので大まかに選択する必要がある。

ここではオブジェクト選択ツールを使って選択したものをそのまま例として使用する。

選択範囲から選択とマスクを選択する

まず対象物が選択されている状態で上のメニューバーの選択範囲をクリック。

その中にある選択とマスクにカーソルを合わせクリックする。

選択とマスクの属性パネル

すると右側に属性パネルが表示される。

オーバーレイを選択し、背景と選択範囲を見やすくする

このままでは見にくいので表示モードの画像部分をクリックし、オーバーレイを選択する。

背景が赤くなる

すると選択範囲外が赤くなるのでどこが選択されていて、どこが選択されていないのかが明確になるので作業しやすくなる。

不透明度を100%に上げる

また、これは好みによるが初期設定では不透明度が50%だったのをスライダーを右に動かし100%にした。

人によっては透明度があったほうが見やすいという人もいると思うので自分が最も見やすいと思う透明度で作業すれば良い。

また、下のカラーから色を変更することが出来る。

対象物が赤色である場合、境界線がわかりにくくなるのでその場合は青など、判別しやすい色に変更すると良い。

ブラシツールを使って境界を整える

ブラシツールを選択

選択範囲とマスクの色分けが出来たらブラシツールを使って境界のマスクを剥がす。

同じようなアイコンが3つ並んでいるがブラシツールは3番目である。

周りをブラシツールでマスクを削る

これでオブジェクト選択ツールでは選択して切れていなかった毛先が選択できた。

だがこのままでは余計な背景まで選択してしまっているので今度はそこを整える。

手動でマスキングできる範囲はできるだけ手動で行う

まずはオブジェクト選択ツールで選択できなかった顔の部分の背景を出来るだけブラシツールでマスキングする。

このように出来るだけ余白を少なくマスキングしておくとこの後に行うエッジの検出をした時にスムーズにいく。

エッジの検出

エッジの検出で選択精度を上げる

出来るだけ境界線を狭められたら今度はソフトの力に頼る。

右の属性パネルのエッジの検出にあるスマート半径にチェック入れる。

そうしたら半径のスライダーを少しずつ様子を見ながら右にスライドさせていく。

すると画像のようにソフトが自動で余白を識別し、毛並みまで正確にマスキングしてくれる。

ただこのエッジ半径を上げすぎると境界が曖昧な部分までマスキングしてしまうので最も誤差の少ないところにスマート半径を設定し最後は手動で調整する。

境界線調整ブラシツールを使って仕上げる

境界線調整ブラシツール

エッジの検出のスマート半径を調整し大体の範囲指定が出来たら境界線調整ブラシツールを使って仕上げをする。

選択しきれていないところと選択しすぎているところ

スマート半径を適正にしただけではどうしてもこのように選択できていないところや逆に選択しすぎてしまっているところがある。

こういうところを境界線調整ブラシツールで調整する。

まずはマスキングしきれていないところをしっかりマスキングしていく。

マスキングされていない部分をドラックしていく

やり方は簡単で選択されていない部分を左クリックを押し込んだまま動かすだけである。

ブラシツールと違い、正確に塗らなくても塗りたいところをごしごしするだけで自動的にマスキングされていく。

毛先まで綺麗に選択

修正した後を見ると猫の細かい毛先までしっかり選択されているのがわかる。

Altキーを押しながらドラッグする

反対に選択しすぎてしまっているところにはAltキーを押しながらドラッグする。

するとカーソルが+から-に変化し、反対の効果、マスキングを剥がすことが出来る。

この作業を繰り返し行うことで境界線が複雑な犬や猫なども綺麗に選択できる。

少々面倒に感じるかもしれないが毛の一本一本を選択していくことを考えればとんどもなく効率的で、慣れればそれほど時間をかけずに選択できるようになる。

不要なカラーの除去にチェック

最後の仕上げを完了したら右の出力設定から不要なカラーの除去にチェックを入れ、適用料を100%にする。

出力先の設定

最後に属性パネルの一番下、出力先から選択範囲を選べば猫が綺麗に選択できる。

今回はどれだけ綺麗に選択できているか確かめるため新規レイヤーに貼り付けてみる。

猫切り抜き選択とマスクで切り抜いた猫の画像

こちらが選択とマスクで選択した猫の画像である。

猫 オブジェクト選択ツールで切り抜きオブジェクト選択ツールで切り抜き

オブジェクト選択ツールで選択した場合と比べると背中の毛並みなど、毛先までしっかり選択できていることがわかる。

愛猫や愛犬のアルバムをまとめるときなどには是非とも活用してほしい。

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