雑記ブログを1ヶ月運営してみてとにかく思うことは「ネタ探し」が楽であるということである。
特化ブログをメインにやっていたころはとにかくネタ探しに苦労した。
もちろん、自分があらかじめ有している知識をもとに記事を書くというのは当然するのだが凡人が有する知識量などたかが知れている。20記事も書けばすぐにネタに詰まることになる。
そうなれば外部から情報や知識を集め、記事を書かなければならない。
するとまず行うのは情報収集である。自分が運営しているブログのテーマに沿った話題や知識などをグーグル先生に聞いたり、書籍を買ったり、情報誌を買ったりして情報や知識を集める。
その中で自分が書けそうなネタを選んで記事にするわけだ。
この「書けそうなネタ」というのは自分がある程度知識を持っている内容である場合が多い。
例えば「能」について記事を書こうと思っても私自身、能については1mmも知らないのでもし記事にしようと思えば初歩の初歩から「能」について調べなければならない。
だが、「歌舞伎」は数回見に行ったことがあるとなれば「能」よりは知識を有しているので若干書きやすくなるためだ。
しかし、それでは歌舞伎について書こうと思っても今度は別の問題が生じる。
それが「知っている」と「理解している」の差である。
それって同じことなのでは?と思われる方もいるだろう。この知っていると理解しているの違いをうまく取り扱っているのがNHKのチコちゃんに叱られるである。
例えば「眠くなるとあくびが出る」というのは誰もが”知っている”ことだが眠いと”なぜあくびが出るのか”と問われると答えられる人は少ない。
このように知ってはいるけど理解はしていない。そんな疑問をこの番組では扱っている。
そしてブログで記事を書こうとするとこの知っているけど理解していないということを何度も痛感させられるのだ。
例えば「一眼レフカメラ」についての記事を書こうと思ったとする。そうすると最初に一眼レフカメラについて説明しなければならない。
いざ一眼レフカメラについて説明しようとするとスマホカメラや一般的なデジカメとの違いは?ミラーレスじゃだめなの?と自分の中で疑問が膨らんでくる。
また、頭の中ではなんとなくわかっているのだがそれを明確に文章化できなかったりする。
こういう時、私は一眼レフという「名前」を買っていただけで一眼レフそのもの、一眼レフの機能が欲しくて買ったわけではないという現実を叩きつけられ、軽く凹んだりする。
このように浅はかな知識と考えで特化ブログに手を出すと、ネタ探しから記事を書くまで、おはようからおやすみまで苦痛を強いられるのである。
雑記ブログの場合、テーマは無限だ。日々の日常、昨日見た夢の話までネタになる。
特化ブログの場合、10日程度の連続更新しかできなかった私が1ヶ月以上連続更新できている理由はここにある。
だがだからといってブログ運営が一転、完全に楽しいものになるわけではない。それはなぜかというと伝えたいことを伝えるための文章力と表現力はないままだからである。

日々の生活の中で書きたいなと思ったネタはこのように下書きにメモ程度を残して書き溜めている。
このようにネタは溜まっていくのだがこれを記事として仕上げるのが大変なのである。
結局、今あなたが読んでいるこの記事も何度も書いたり消したりを繰り返し、ここまで仕上がるのに3時間ほどかかっている。
どうように書いたらより伝わるか、面白いか、喜んでもらえるか。それはプロの記者や作家であっても常に頭を悩ます問題であろうがもう少し効率的に記事を仕上げたいものである。