毎月長期投資向けの銘柄を買い付けている私だが今月の買いはおすすめ銘柄でも紹介した【2124】JARCである。
まとめ記事でも6位とめちゃくちゃいい銘柄というわけではないこのJACRをなぜ買ったかというと株価がとても割安なことと配当が12月であることである。
最も優秀な銘柄を淡々と買い増していく。
そんな手法が最も理想なのだが私のような資金の乏しい弱小投資家としては少しでも資金効率をよくしたい。
そうなると3月に配当の出る銘柄よりも12月に配当の出る銘柄を買ってあわよくば配当金を受け取りつつ3月までに本命銘柄に振り替える。なんてことを考えてしまうのだ。
だがこれはあくまでうまくいけばの話である。
配当金だけをうまく受け取って即座に売却などといった手法を推奨している人もいるがこれを成功させるのはかなり難しい。
なぜなら同じようなことを考えている輩が相当数いるからだ。
配当金と短期的な利ざやを細かく稼ぐということは彼らとの心理戦を繰り広げることに他ならない。
上手くいく可能性は極めて低い。
したがって12月配当の銘柄を買って3月までに売却し3月配当銘柄と振り替える。というのは棚からぼたもち的な気持ちで行う必要がる。
JACRより優れていると判断した銘柄はいくつかあるが、決してJACRが不良銘柄であるわけではない。
3月までに値上がりしなくとも、むしろ値下がりしたとしても自信を持って買い増しを入れられる優良銘柄である。
短期的な利益が得られればいいなという期待を持ちつつも長期投資の目線は外していないところを評価してほしい。

さて、そんなJACRだが短期投資にははっきり向かないチャートを形成している。
今年5月から引けるトレンドラインの抵抗にあい、株価は頭打ちだし、2000円~2600円の間のレンジ相場も下に抜け、さらなる値下げ余地が出てきている状況だ。
まずは5月からのトレンドラインブレイク、レンジ相場に戻れるかどうかを確認してから取引を開始したい。
だが私の目線は長期投資である。
3月になっても保有し続ける覚悟がある。
長期投資で重要なのは直近の株価の上か下かではなく、今現在株価が割安であるかどうか。
テクニカルで見ればまだまだ下値余地はあるが、割安であることには変わりないので堂々と買っていけるのである。
このまま底値割れし、さらに安くなれば意気揚々と買い増しを入れるまでである。

現在のポートフォリオだが先月買い付けたエーザイはこれからとして、その他は順調に伸びているのがわかる。
一番期待していたオリックスの伸びはイマイチだがヒューリックの30%の値上がりはすごいものがある。
オリックスも伸び悩んでいるがファンダメンタルは優秀で安値圏をうろうろしているのでこのままの株価が続けば積極的に買い増ししていきたい銘柄だ。
さて、今回のJACRの買い付けだが前回のエーザイの買い付けで今年のNISA枠はほぼ使い切ってしまったので久々の特定口座での買い付けとなった。

口座が二つに分かれてしまうのは気持ち悪いがNISAの恩恵はでかいし、これ以上買い付けしないわけにもいかないので仕方がない。
むしろ今年中に120万以上の買い付けが出来たことに大きな達成感がある。
なお、10月で長期投資を初めてめでたく1年が経過したが、年間報告を1月に行いたいので開始1年報告は割愛させてもらうことにした。
現在の含み益におごることなく、精進していきたい。
