9月26日に長期投資目的としてNISA口座で購入した4523 エーザイに嬉しい誤算が生じたのは昨日の10月23日だ。
この日は本業が忙しく、日中はチャートを見ることが出来ず、確認したのはその日の夜だったのだが……。

エーザイがストップ高まで買われているではないか…
一体何事かとニュース検索をしてみたらどうやらこれが原因らしい。
簡単に説明するとエーザイ暴落のきっかけとなった十分な効果が得られず、治験中止となったアデュカヌマブが
「よく調べてみたら効果あっかも」
となったことが原因のようだ。
なんとも危なっかしい話だ。
画期的な新薬であるならばなぜ最初からしっかりとした有効データを得ることが出来なかったのか。
再びよく調べてみたらやっぱ効果がなかった
なんてことにはならないのか。
一時的な高騰ですぐ落ち着く可能性が高い。長期投資なのでほっとこうと最初は思っていたがそうもいかなくなってきた。

エーザイは本日10月24日も買い優勢で値が付かず、2日連続のストップ高となった。
これで2日で2000円値上がりしたことになる。
いくら長期投資で短期の値動きには惑わされないぞと言ってもここまで暴騰すると売却を考えざるを得ない。
一時的な上昇である確率が高いのであればなおさらだ。
したがって売るタイミングを模索したいと思う。
利益確定の適切なタイミングを計るのは損切よりはるかに難しい。
特にこのような急騰した銘柄ではなおさらである。

こちらはサンバイオの例である。
10月末、3000円足らずだった株価は連日のストップ高で1週間ほどで株価は倍になった。
後々さらに上昇を続け最終的には12730円まで値上がりするのでここで売ってしまった人はさぞ悔しがっただろう。
しかし1月21日に最高値を付けてからの終息は恐怖すら感じる速さだった。
1月30日に下落が始まると、そのままあれよあれよいまに株価は下降。
たったの5日で株価は2400円まで下落した。
注目すべき点は1月30日から2月4日までの間、ストップ安で売買が出来なかった点である。
つまり、1月29日に1万1000円付近で売らずに持っていた人は2400円に下落するまで売るチャンスが無かったということだ。
7000円付近で売ってしまった人たちをバカにし優越感に浸っていた投資家は立ち直れないだろう。
まぁもっとも悲惨なのは1月29日に1万円台でサンバイオ株を購入してしまった人たちなのだが……
このように、IT銘柄や製薬銘柄における突然の高騰は突然暴落する率も高い。
売り時の見極めは非常に重要なのだ。

このサンバイオの教訓をもとに改めてエーザイのチャートを見てみる。
まずはこのストップ高がいつまで続かだ。
最高値で売ろうと考えているといつまでも持ち続けてしまい、
「アデュカヌマブやっぱりだめでした」
で暴落は十分考えられるシナリオだ。
私は2000円の値上がりですでに売却の検討に入っていた。
つまり今の段階で十分満足できるキャピタルゲインを得られるということである。
したがって値が付いたら即売却で問題ない。
大事なのはトレードがぶれないこと。
今後エーザイが1万円、1万2000円と上昇を続けても未練を感じないことが何より重要だ。
したがって今度はいきなりストップ安でまた値が付かないなんてことにならない限り、エーザイはさっさと売却し、他の割安な有望銘柄に目を向けようと思う。
頭としっぽはくれてやれ(投資の格言)
