今年の大発会は中東とアメリカの関係悪化を警戒し、全面安のスタートとなった。
専門家の中には今年の日経平均を3万越えと予想する人もいるが世界はリスクに溢れている。
安易に3万円説を信用しないことはもちろん、反対に暴落する危険が常にあることを頭に入れながら市場に関わっていかなければならない。
さて、それでは今回の下げで保持銘柄はどのようになったか丁寧に確認していこう。
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保有銘柄の確認

今日の日経平均は451円値下がりしたのでどれだけ影響を受けたかと思ったが評価額は増えている。
詳しく見ていこう。
1448 スペースバリューHD

日経平均に反比例するように長い陽線を立て、上昇の1回目がスタートした。
大変嬉しい限りだがボリンジャーバンドはもとより移動平均線も何もかも突き破った上昇なので利益確定が難しい。
市場が大きく下げた中で評価額がプラスなのはこれが原因のようだ。
上昇が継続する可能性もあるので利益確定はせず一旦様子を見る。
このような急な上げに関しては利益確定のルールがないのが現状だ。
2412 ベネフィット・ワン

ベネフィット・ワンは見事に相場全体の下げのあおりを受け、直近安値を下回ったことにより、買いポジションはロスカットになった。
200株でおよそ1万6000円のロスカットになる。
が、この事態に備え空売りポジションも持っていたので出来るだけこのポジションを伸ばし、損失の限定に努める。
しかし、これも持ちすぎると上げのロスカットというダブルパンチになると目も当てられないので欲張らないのが大事だ。
基本は上がる銘柄を扱っているのだということを忘れてはいけない。
3941 レンゴー

レンゴーも-19円と下げたが市場の下げを見るとよく耐えてくれた方と言えるだろう。
だが保持の根拠としていたパーティションラインを回復するところまでは戻らず、実線で支持線を割り込んでしまったので本日の安値を下回るところにロスカットを設定する。
今現在、歴史的に見て株価が安いので空売りの反対注文は入れず、ロスカットされた場合は再びトレンド転換を待ち、買いでのエントリーを検討する。
6569 日総工産

日総工産も値上がりこそしなかったものの市場の下げにつられず持ちこたえた。
が、下げ継続かトレンド転換が分かりにくいので利益確定の設定が難しい。
感覚的には陽線なだけでダウ理論に基づくと下げ継続。支持線も働いている感じなのでもう一日様子を見る。
明日もはっきりと支持線を割り込み下げるようであれば小幅の利益確定、トレンド転換しくれれば上昇継続で保持、資金に余裕があれば買い増しを入れたいところだがないのでこのままで行く。
ポートフォリオの総評

こうしてみるとプラスが目立つがベネフィット・ワンの買いポジションが200株ロスカットされて1万5000円の損失になっている。
評価額がプラスになっているのはスペースバリューHDの跳ねと日総工産の持ちこたえが大きい。
しかし利益確定するまでは架空の利益。含み益が一瞬にして吹っ飛ぶことは何度も経験しているので浮かれないように注意したい。
1月7日の仕込み銘柄
市場全体が下げてしまった場合はトレンド転換する銘柄も少ないので買いで入れないケースが多い。
だが下げのトレンド転換をする銘柄は多く出現するので空売りエントリーまで視野を広げれば買える銘柄は無尽蔵だ。
だが空売りはリスクが大きいので初心者にはあまりお勧めしない。
私もエントリー出来ないと判断した場合は無理にエントリーしないのであしからず。
2491 バリューコマース

2か月ほど続いた上昇が一服したか形。
業績から考えればまだまだ値上がりしていい銘柄だがテクニカル的には調整が続くか上昇の第2波がくるか微妙なところ。
少し抵抗が強そうなので空売りでエントリーしてみる。
ロスカットは12月16日の高値更新。
トレンド転換したら即座に買いの注文を入れる。
今日の一言
市場が下げても利益が出たのは運がいいだけ。実力だと勘違いせず精進する。