本日の日経平均株価は昨日の終値より329円安い、2万3193円で取引を終えた。
拡大が続く新型肺炎を受け、企業の業績に影響が出るのではないかという懸念が実体化してきた。
これまでは観光、運輸といったインバウンドや物流の銘柄の下げが目立っていたが今回は村田製作所やTDKなどのハイテク株の下げが目立った。
中国では新型肺炎の影響で生産を休止している工場などが多くアップルなどスマートフォン関連の生産が滞れば確実に企業業績は下振れするという見方だ。
これまでの短期的なパニック売りから業績を不安視した中期的視野での売りが広がり始めた。
これはいよいよ黄色信号である。
今後の新型肺炎の情報には一層敏感になる必要がある。
本日の取引
今日は新規注文、返済注文ともになかった。
ちょうどインターネットに不具合が出てトレードできず、この記事もネカフェから書いているのだがポジションをあまり持ってない時期で幸いした。
保有中のポジション考察
2412 ベネフィット・ワン(空売り)
₋18円の下落で反落した。
テクニカル的にもファンダメンタル的にも絶好の下げ基調なので安値更新に期待がかかる。
安値付近で半分を利益確定したいところだがあいにく100株しか保有がないので安値更新したあたりであまり欲張らず利益確定する。
2768 双日(空売り)
₋6円。いまだ持ち合いの中だがここ最近では大きく下落してきた。
支持線にもぶつかるし欲張らずここいらで利益確定するべきか。
下げ相場なので早期の利確は少しはばかられるが双日で売りポジションを持つ必要はない。
明日の値動きの様子を見て利確するかどうか決める。
3289 東急不動産HD(買い)
日経平均の300円を超す下げの中でも₋3円。
やはり25日移動平均線はかなり強く意識されているようだ。
だが本格的な下げが到来すれば支持などまるで最初からなかったかのように下落するので過信してはならない。
上値も重いようなので800円あたりまで値を戻したら半分利益確定してしまうのが妥当か…
ポジション総括

3銘柄しか保有していないがうち2銘柄が空売りなので評価額を押し上げた。
東急不動産HDも相場の割には耐えてくれたので期待したい。
問題は新規の注文をどうするか……
明日の予定取引
明日も新規の注文は見送る。
一応ウォッチリストに入れている200銘柄は毎日目を通しているのだが私のルールでトレードできそうだ、してもいいと思える銘柄が見つからない。
今のようないついくら下げるのかというような疑心暗鬼な相場だと主要銘柄はずるずると下げなかなかトレンド転換してこないし、上がる銘柄は皆が飛びつくせいかテクニカルなど無視しして急騰する。
テクニカル重視、それも順張りの買いメインの私には何ともやりにくいのだ。
が、幸い私はプロではない。
必ずどの銘柄かに投資していなくてはいけないわけではなく、「何もしない」という選択肢も取れるのだ。
焦らずじっくり市場と向き合いエントリーのタイミングを量っていく。
今日の一言
様子を効くは高等手段
囲碁の格言だが投資でも当てはまる。売買するだけが投資じゃない。