本日の日経平均株価は先週の終値より201円高い、2万1344円円で取引を終えた。
新型肺炎の拡大は世界中で続いているがそれによって日銀の黒田総裁が
潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針だ
という談話を発表し、金融緩和への期待が高まったことなどから買い戻しが優勢となった。
先週のNYダウは357ドル安で終えていたが、こちらもFRBにより利下げがあるのではという見方も日本市場には好感を与えたものとみられる。
まずは今日のNY市場でダウが持ち直すのかどうかを確認したい。
日経平均反発における注意
今回の日経平均の反発は根本的な問題の解決ではなく、日銀トップの発言による一時的な安心感の広がりによる反発であることを留意しておく必要がある。
景気回復のため、異次元の金融緩和を散々やってきた日本にどんな手段があるかそもそもに疑問であるし、今後さらに感染が広がれば日銀だけで市場を支えることは到底できない。
今後、経済対策の具体案と新型肺炎の広がりと着地点を慎重に見極めていく必要がある。
本日の取引
3844 コムチュア(空売り未約定)
空売りで安値の更新を待っていたコムチュアだったが大反発。
注文は約定しなかった。
反対の買いも考えたが、ここまで大きく反発されてしまうとロスカットが広くなってしまうのでこの銘柄は少し様子見することにする。
現在のポジション考察

保有している空売りのスペースバリューHDは+18円の反発。
とても大きな反発に見えるが実際は昨日の下げ分を取りも出したに過ぎない。
仮にこのポジションがロスカットになるまで値上がりすれば、それは市場の回復を意味するので喜ぶべきことだ。
だがその可能性は低そうなのでこのポジションは長めに付き合う気でいる。
明日の予定取引
2427 アウトソーシング(買い)
今日の大反発で買いのサインの出た銘柄がいくつかあるが、どれも極端で手を出しにくい。
また相場状況を考えると、「どうせすぐ反落するんでしょ」という思いもある。
だがそれでは市場に入れないのでサインが出ている銘柄の中で一番リスクが小さいと思われるアウトソーシングを少額買いで入ってみる。
利益確定目標は小さく、抵抗線がぶつかりそうな900円あたり。
ロスカットは昨日の安値割れ。
今日の一言
下げ相場でも上げ相場での一定の利益を取ることを目標とするのが私のトレード。
市場が市場だからと買わないわけにはいかない。