本日の日経平均株価は先週の終値より1050円安い、1万9698円で取引を終えた。
先週に日経平均株価が2万円を割るのは時間の問題と解説したがその通りの動きとなった。
正直こんなに早く2万円を割るのは予想外であったが新型コロナの経済への影響が本格化してきたことを意味する。
日経平均株価が2万円割れしたのは1年2カ月ぶり。
卵が先かニワトリが先かということもあるが連動して円も急騰した。
一時は1ドルあたり102円を割り、3年4か月ぶりに101円台に突入した。
世界経済の閉塞感が漂うなか、安全資産と言われる金(gold)と円が買われる展開となっている。
今後どこまで下がるかという問題だが新型コロナに終息のきざしが見えない以上、1万9000円はブレーキとして機能はしないだろう。
次に目指す節目は何度か週足で意識されている1万8000円を目指すことになる。
そして一番注意しなければならないのは価格帯別売買高が最も多い1万6700円にどれだけ接近するかということである。
価格帯別売買高が最も多いということはここから株を保有している人が最も多いということである。
マイナスに転じる前に利益確定したいと考えるのは人の常。
この価格に近付けば近づくほど、損する前に引き上げようと考える人が増え、売りが加速する。
いわゆる個人投資家の一斉リスクオフ、セーリングクライマックスが起こる可能性がある。
ここまで下落するのは当分先のことになるとは思うが今の段階から意識しておこう。
Contents
本日の取引
3003 ヒューリック(空売り未約定)
200日移動平均線まで下落することを期待して仕掛けた空売りだったが一日であっさり到達。
ただ、窓開けスタートで下げの勢いが強すぎたため、注文は約定しなかった。
いくら下げ相場とはいえ、これだけ勢いのある落下物に飛び乗るのは正気の沙汰とは思えない。
売りも買いも出来ないので当分は様子見を決め込む。
3923 ラクス(買い未約定)
買いの注文を入れていたラクスだが当然未約定。
高値を更新する気配すら見せなかった。
形は一応売りで入れるが……。
3941 レンゴー(空売り約定)
どの銘柄も大暴落の中、下げ渋ったレンゴー。
一時はプラ転する場面もあった。
買いのポジションを持っているので嬉しい限りなのだがやはりこの相場。
不安なのでリスク分散の意味合いで買いポジションの半分の量で売りポジションを取った。
こちらも窓開けだったのでもともとの逆指値は一旦キャンセルし、成り行きで空売りした。

保有中の銘柄考察
1448 スペースバリューHD(空売り)
空売りで保有中のスペースバリューHD。
ついに上場来安値を突破した。
ウォッチしている銘柄で上場来安値を突破したのは初めてだったのでちょっとした歓喜を味わったがいざ冷静になると「これどこで利確したらいいんだ」という問題に直面した。
通常はチャートを見てよく意識されている価格帯や移動平均線が待ち構えている手前を利益確定のポイントとしているが今この現状ではそれらポイントが存在しない。
どうしたものか……。
6088 シグマクシス(空売り)
-130円。
大きく利益を伸ばしてきた。
こちらはスペースバリューHDほどではないがそれでもやりにくい。
一本調子で下げてきて押し目が無いうえ、この相場状況なのでテクニカル分析があまり当てにならない。
今日利益確定してしまおうかともさんざん考えたが、コロナ相場がここで底とも考えられないので保持することを決めた。
とりあえずは1200円、1100円を目標として伸ばす。
ポジション総括

空売りのポジションを二つ持っていたおかげでこの暴落にも関わらず何と評価額はプラス。
前回の反省が活きている。
ただこれに味を占めて売りポジションばかり持つというようなことは避けるようにしたい。
明日の予定取引
7518 ネットワン(空売り)
空売りのポジションが増えてきたので今回はお休みしようかと思っていたのだがあんまりにも綺麗なトレンドブレイクだったので入ってみることに。
今日の安値割れでエントリー。
ロスカットは広めに取り、2月18日の高値2593円抜け。
値上がりした場合は両建てで買いポジションを持ち、バランスを取る。
今日の一言
買いポジションの含み益が乗ってきても何とも思わなくなったが売りポジションで含み益が出てくるとちゃんと利確できるかとても不安になってくる。
やはり私は空売りが苦手らしい。