本日の日経平均株価は先週の終値より429円安い、1万7002円で取引を終えた。
NYダウが1985ドルの大反発をしたこと、FRBの利下げで事実上の0金利。
日銀会合の前倒しによるTEF買い入れ倍増と数多の好材料があったにも関わらず、小反発に終わった。
後場に入るとよく考えると何の解決にもなっていないと気づいたのか徐々に売りが加速し、ふたを開けて見れば4日続落である。
これには日銀が買い入れを増すことで日本株に割高感が出ており、短期の海外投資家の利益確定売りを誘ったとの見方もある。
先週、出来高を伴ったセーリングクライマックスと言っていい下げだと解説したが、売買高は23億株超、売買代金は3兆3000億円と、細りを見せておらず、まだまだ下げる可能性がある。
そしてここまで長期的、そして一方的に下げる相場は経験がなく、底の予想は困難を極める状況となった。
ひとつ言えるのは短期的な利益を狙って「これだけ安くなったら行けるだろう」と安易な買いを入れるのは非常に危険であると言う事だ。
先ほども言った通り、穴を覗いても底が見えない状況で、今はまだ中間地点にさえ到達していない可能性すらある。
もしこのタイミングで買っていくならば最低でも半年先は見据える必要がある。
長期の目線で見れば買い時は間違いない
騒ぎすぎではないかという意見が出始めているということを紹介したが、これだけ大事になってしまうとこっちが間違っていたのかと不安になってしまう。
実際に過剰反応だろうが正常な反応だろうが人や物の流通は大幅な制限を受け、経済に打撃を与えることは必至だ。
だがこれはイランや北朝鮮の核開発や金融システムの崩壊など世界の未来を脅かす問題でないことも確かなのだ。
すなわち、どこかのタイミングで必ず終息する問題であると言える。
それを踏まえれば今の市場の反応は過剰反応と言わざるを得ず、株は相当の割安状態だ。
したがって長期投資の視点で見れば今は絶好の買い時なのである。

今日、3月16日は長期投資のバイブル、会社四季報の発売日であった。
短期のポジションはすべて処分してしまっているので今日、明後日あたりは割安な長期投資銘柄を物色しようと思う。
ただ、表紙にはコロナの文字はなく、中をペラペラと読んでみてもコロナに対する言及はない。
つまり今集の四季報にはコロナの影響は考慮されておらず、業績予想を鵜呑みにするのは危険だということだ。
意識として「この会社はどれくらいコロナの影響を受けるだろうか」ということを持って物色する必要がある。
明日の予定取引
とりあえず続落でサインの出ている銘柄が無いことと、日経平均株価はRSIで9.01というとんでもない過熱売りの状況にある。
サインが出たからとほいほい空売りにするには危険な状況なので当分サインが出ても取引は控えるかもしれない。
とりあえず明日の予定取引はない。
FXでスキャルピング
株式市場には手を出しにくい状況なので最近はFXをちょこちょこ覗いている。
FXは数分から数十分保有する、スキャルピングを行っているので急な価格変動にも対応できるし、どんなに下げすぎようと上がりすぎようと、1分足の前には誤差のようなものである。
ただ、底値や天井の予測が困難でほぼ100%のテクニカル分析でのトレードとなるので後ろ盾に自信が持てず、株式投資がうまくいくようになってからは避けてきた。

午前中にちょこちょこ取引した分には絶好調であった。
この調子でちょこちょこ利益を拾っていきたい。