本日の日経平均株価は先週の終値より455円安い、1万9043円で取引を終えた。
ここ最近上昇し続けていた日経平均であったが直近高値、3月25日の高値と2万円が意識されているせいか最近は伸び悩んでいた。
コロナ情勢は悪化の一途を辿っており、日本でも感染拡大に歯止めのかからない状況であることに加え、アメリカでは世界で最大の死者数を出すなど、市場を押し下げる材料は連日盛り沢山だ。
にもかかわらず、ここまで下げが鈍いのは市場参加者が少なくなっている事にに他ならない。
本日の東証1部の売買代金は1兆6513億円と、3か月ぶりに2兆円を割り込んだ。
下げる材料はあっても売買する人が少ないので下げない。
かといってここが底であるという可能性は極めて低い。
今後は中長期的な投資家が会社の業績に悲観して売りを入れてくるからだ。
ただそれには企業の中間発表を待たなければならないので当分ジェットコースターのような急激な下落ではなく、階段を下りるような緩やかな下落になっていくかもしれない。
いずれにせよ、テレビの報道や新聞から情報を集め、今後どのような事態になっていくのか想像力を膨らませ、先を読んでいく姿勢が大事である。
保有中の銘柄考察
1911 住友林業(空売り)
トレンドラインに頭をぶつけ、今日上昇すれば微益撤退という状況だった。
トレンドラインが意識されたのかようやく再度下げに転換してくれた。
利益目標の間に新たな直近安値が作られてしまったが、100株しか持っていないので利益確定目標は今まで通り、3月18日の安値手前を目指す。
だが、市場の下げ方が緩やかになってきているのも事実なのでそこは値動きを見つつ、臨機応変に対応していきたい。
5929 三和HD(空売り)
-39円。
支持線を割り込み理想的な下げ形になってきた。
まずは直近安値、700円、ボリンジャーバンドの-2σの重なる付近を利益確定目標とする。
9505 北陸電力(空売り)
-9円。
市場は大きく下げたが下げ渋った。
下に向かってトレンド転換しているが25日移動平均線が支えになってしまっている。
ここが意識されて200日移動平均線を突破し上昇に転じるか、それとも25日移動平均線を割り込んで下げが加速するか節目になっている。
ロスカットはしっかり設定しているので後は結果が出るまで成行を見守る。
明日の予定取引
8897 タカラレーベン(空売り)
すでに3銘柄保有、それもすべて空売りということでこれ以上空売り銘柄を増やしたくないのだが、非常にいい値動きをしていること、株価が非常に安いということでエントリーしてみることにした。
本日の安値割れでエントリー。昨日の高値抜けでロスカットする。
今日の一言
先行きの見えないお先真っ暗な状況が続くが意外と下げない日経平均。
代わりにちょっとでもポジティブなニュースが出ると爆上げする。
それは塩漬けを決め込んだ頑固な投資家と上がることを切実に願う買い手の噛み合わない思惑が売買を成立させていないことに起因している。
不思議に感じる市場の常識。