本日の日経平均株価は昨日の終値より88円安い、1万9550円で取引を終えた。
コロナ情勢が悪化する中で大きく上げた昨日の利益確定売りが出たと思われる。
それでも大きく下げなかったのは割安と見る個人投資家の買いが相当数あったと言う事だろう。
国際通貨基金(IFM)が2020年の経済成長率を-3%と試算するなどコロナが終息しても世界経済が容易に回復しないことがだんだんとはっきりしてきた。
また、トランプ大統領はWHOが中国寄りの不公平な運営をしているとして資金供給を止めるとの声明を出した。
WHOに圧力をかけた形だが、反対に中国の影響力をより高めるのではないかという懸念も出ており、中国とアメリカの覇権争いも激しさを増す。
コロナ終息後もこの関係悪化が続き、経済制裁の再開、さらには戦争という最悪のシナリオにまで発展すればそれこそコロナなど足元にも及ばない経済的打撃が発生しかねない。
コロナを巡る世界の覇権争いにも注意していく必要がありそうだ。
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本日の取引
4088 エア・ウォーター(買い約定)
+52円。
売りポジションに偏っていることのリスク分散のための注文だったが約定してさらに十分な利益も乗ってきた。
ロスカット覚悟だったのでとても嬉しい。
75日移動平均線が意識された形だがもう少し伸ばして1500円を目指す。
保有中の銘柄考察
1911 住友林業(空売り)
-3円で持ち合いとなった。
未だ25日移動平均線の下にいるので再びの下げに期待する。
因みに撤退ポイントはトレンドライン突破なのでだんだんと下がってきていることになる。
5929 三和HD(空売り)
-31円と大きく下げてきた。
トレンドラインを割ってから25日移動平均線に沿うように順調に下げてきている。
700円と直近安値、ボリンジャーバンドの-2σが密集する地点なのでここで半分は利益確定する。
8897 タカラレーベン(空売り)
-9円。
こちらも25日移動平均線に頭を押さえられる形で下げてきている。
300円付近で過去2回はじかれているのでとりあえずここで半分を利益確定する。
9505 北陸電力(空売り)
こちらは支えとなっていた25日移動平均線をようやく割り込んできてこれから下げが本格化するかどうかという分岐点にきている。
利益確定の目安となる直近安値はかなり下にあるので下げてくれればそれなりの利益が期待できる。
まずは本日の安値を割り込んでテクニカル的にはっきり下げが意識されるかどうか。
明日の値動きに注目したい。
ポジション総括

買いポジションは値上がりし売りポジションは値下がりするという理想的な展開となり、すべてのポジションが含み益となった。
もう投資歴は5年になるがこんなことはさすがに経験したことが無い。
ただやはりこのまま利益確定までこぎつけるのは難しいのであまり期待はしていない。
ロスカット、利益確定ポイントをしっかりと定め、総合的に利益を取っていけるよう、取り組んでいきたい。
明日の予定取引
1605 国際石油開発帝石(空売り)
長期投資のおすすめ銘柄として公開しているこの銘柄を空売りとして紹介するのは忍びないところもあるがこれは飽くまで一時の利ザヤを取る短期投資。
割り切ってみてほしい。
支持線に沿って調整をしていたが本日にトレンド転換してきた。
25日移動平均線を抜けていないのは気になるが非常にいい形だ。
さらにここ最近この銘柄は信用買い残がうなぎ上りに増えている。
コロナショックで殆どの銘柄は信用買い残がなく、下げ渋っている銘柄が多いが、たっぷりの信用買い残で下げのポテンシャルは十分にある。
本日の安値割れでエントリー。
4月7日の高値抜けでロスカットする。
今日の一言
このブログで必ずまだ下げると豪語しているが果たしてそれはいつになるか…。
下げることは今でも微塵も疑っていないが最近の買いの優勢はなかなか説明付けが難しい。