Contents
市場考察
本日の日経平均株価は昨日の終値より157円安い、1万9272円で取引を終えた。
新しいこれといった材料はなかったが新型コロナウィルスによる景気の悪化が嫌気されたものと思われる。
景気刺激策が発表されるたびに市場は反応を示すが、コロナ対策と経済対策は両立できず、結局景気回復にはコロナ終息しかない。
市場は想像より遥かに底堅いが、買いを主導するのは短期筋のヘッジファンドがほとんどで市場参加者も少ない。
コロナの終息か、経済活動の再開か
コロナの終息は一体いつになるのか。
多くの国民が不甲斐ない政治家に不満をぶつけているが、実際問題としていつ終息するのかということは真剣に考えなければならない。
というのも仮に3年かかるとした場合、3年間経済活動を制限し続けることは現実的ではないし、医療崩壊の前に経済が崩壊する。
その場合、コロナの終息を待たず経済活動を再開しなければならず、そのタイミングと決断は政治家に委ねられる。
完全終息が難しい今、政府がどれだけ早く経済活動の再開を決断できるかが市場回復の最大の鍵となると私は見ている。
保有中の銘柄考察
1605 国際石油開発帝石(空売り)
+2.2円。
原油先物が値上がりしたせいか、市場は下げたのに続伸した。
ぎりぎりで逆指値の注文を拾わず、持ち越しとなった。
ここで来週特別買い気配で大きくロスカットというのが最も悪いシナリオである。
ロスカットポイントは引き続き昨日の高値抜け。
1911 住友林業(空売り)
+12円。
こちらも逆行高でトレンド転換してきた。
利益もまずまず乗っているので明日の高値抜けで利益確定する。
2427 博展(買い)
博展の動きが冴えない。
前場は立派な陽線を立てていたので安心していたのだが、後場になって結局ヒゲを作り、下げてきてしまった。
意識されているポイントもボリンジャーバンドなのか直近高値なのかよくわからない。
きっと私の知らない指標の何かが意識されたに違いない。
とりあえず私が意識している指標のポイントに到達するまでは保持する。
5929 三和HD(空売り)
-19円。
三和HDは住友林業とは違い、まだ十分な利益が乗っていないので今回の下落は嬉しい。
ボリンジャーバンドが縮んできているのが気になるがトレンドラインもしっかり意識されているのでこの調子で下げてくれることを期待する。
8897 タカラレーベン(空売り)
-9円。
反落だが未だ持ち合いの中にいる。
25日移動平均線を超えてこないのはいいことだが下に行かないのでは意味がない。
気長に下落を待つ。
9505 北陸電力(買い)
+6円。
値上がりはイマイチだがチャートの形は力強い。
25日移動平均線も上向きでトレンドの上昇を後押しするようだ。
すぐ上の75日、200日移動平均線を超えてこれるかが今後の注目となる。
ポジション総括

博展はよくわからに値動き、石油開発帝石はロスカットぎりぎりだがその他は比較的良い動きをしている。
利益確定できそうな空売り銘柄がいくつかあるのでそれをしっかり利益確定した後は買いポジションをなるべく早く始末したい。
とにかく最近の値動きは繊細かつ大胆である。
今日の一言
市場の行方はコロナ対策にかかっているが、これは同時に我々の生活にも直結する政策が決定されていくことになる。
注目したい。