本日の日経平均株価は昨日の終値より299円高い、2万433円で取引を終えた。
新型コロナウィルスのワクチンの臨床試験が良好だったこと。
未感染者のうち半数程度はすでに抗体を獲得しているのではないかといった研究結果が出てきたことで新型コロナウィルスへの警戒感を和らげ、買いに繋がった。
だが、前場では一時400円を超える上げ幅を見せた日経平均も、米中の対立を警戒する見方が上値を抑える形となり、陰線で引けを迎えた。
テクニカルでは75日移動平均線が意識された形だ。
だが75日移動平均線はこれまであまり意識されておらず、それよりも支持線として働くトレンドラインが強固なので200日移動平均線まではすんなりと伸びてくれそうである。
反対に強固に意識されてきたトレンドラインを割り込めば暴落する危険性があることも頭に入れておくべきである。
Contents
本日の取引
1448 スペースバリューHD(買い、約定)
トレンドラインを支えに緩やかな上昇傾向にあることを根拠に買いを仕掛けたスペースバリューHDの買い注文が約定した。
NYダウが大幅反発したことで特別買い気配で始まり、買えないことが懸念されたがうまく約定してくれた。
上昇が始まったばかりでどこまで伸びるのかが予測しづらいが一番近い目標である400円では少し利益が少ないので75日移動平均線を目安に伸ばしてみる。
1942 関電工(複数注文約定)
関電工は複数の注文が約定したので少々ややこしいことになっている。
空売りポジションをロスカット
まずは空売りしていたポジションを直近高値を超えてきたことを根拠にロスカットした。

急な相場の上昇で特別買い気配で始まり、想定より大きなロスカットになってしまった。
スイングトレードで最も怖いのがこれである。
だからこそどのような相場でもある程度は反対のポジションを持っておくことが重要だと考えている。
買いポジションの一部を利益確定
寄り付きと同時に目標のひとつに設定していた200日移動平均線に接近したことを根拠にポジションの半分を利益確定した。

すべて利益確定してしまおうか少し悩んだがセオリー通り半分は利益の最大化を目指す。
保有中の銘柄考察
1605 国際石油開発帝石(買い)
市場の爆上げに乗っかって特別買い気配でスタート。
陰線ではあるものの+23.6円と大きな上昇となった。
75日移動平均線に達すれば半分は利益確定する予定である。
もう半分は200日移動平均線を目指す。
1893 五洋建設(買い)
+14円と上昇し、含み損はだいぶ解消されたがなかなか上値抵抗となっている75日移動平均線を突破できない。
またここを突破してもすぐ上には200日移動平均線が待ち構えているのですんなりと上昇していく展開は厳しいか。
下の支えもしっかりしているので長期戦になるかもしれない。
7733 オリンパス(空売り)
含み損の筆頭、オリンパス。
ついこないだまではなかなかの利益が乗っていたのにあっと言う間にロスカット寸前のところまで値を上げてきた。
少額で利益確定しておけばよかったと公開する場合もあるだろうがまだ利益が乗っているあの時点で利益確定するのはなかなか難しい。
つまるところこういうこともあると割り切るのが一番正しいと考えている。
まだロスカットになったわけではないので一縷の望みにかける。
8897 タカラレーベン(空売り)
タカラレーベンも+5円と上昇したのだが、陰線で引けたのと市場の上昇に比べるとあまり値上がりしておらず空売りポジションの中では一番被害が少ない。
空売りの根拠とした支持線として作用していたトレンドラインが今度は抵抗線として機能してくれれば十分可能性はある。
成り行きを見守りたい。
信用建玉一覧

空売りの含み損が目立つが、その分国際石油開発帝石などの買いの含み益が大きく伸びているのでリスクコントロールは十分に出来ていると見ている。
米中の対立はあるが、世界経済の大きなたんこぶだった新型コロナウィルスは落ち着きつつあるので空売りポジションをロスカットしつつ買いポジションの利益を伸ばす展開になるだろう。
明日の予定取引
ポジションの総数が増えてきたので明日の新規注文は一旦お休みとする。
空売りのポジションが少なくなってきたので市場が下げた時に空売りできる銘柄を物色する。
今日の一言
資金が大量に余っているが大金を突っ込むのが怖い。
市場は正常化しつつあるのでそろそろ本格的に資金を投入していかなければならないが…