本日の日経平均株価は昨日の終値より38円安い、2万1877円で取引を終えた。
懸念していた通り、中国が香港国家安全法を採択したことにより米中関係の悪化が嫌気され売りが出た。
さらに4日連続で続伸し、1500円も上げていたことで短期的な利益確定売りも重なった。
それにも関わらず38円しか値下がりしなかった背景にはコロナが概ね終息し、経済活動再開に期待する個人投資家の買い入れが大きい。
本日の売買代金は概算で4兆6423億円。
経済活動が再開され、ここから株式市場も回復していくと読んだ個人投資家の大量の買い注文が日経平均を支えた。
長期視点の個人投資家が復帰してきたとなると当面日経平均は底堅く推移しそうだ。
だが中国に対する制裁も場合によってはコロナ以上の被害が出かねないので油断は禁物だ。
テクニカル面では2万2000円が抵抗として機能した。
上げ続けてきたのでトレンドラインあたりまでの調整が入るのが普通だが上述した通り底堅そうなので200日移動平均線を目安に調整し、すぐ上に抜ける可能性も十分にある。
市場が過熱気味になると値幅が大きくなるので私のようなチキントレーダーにはやりにくい相場である。
逆に言えば大きな利益を得るチャンスでもあるのでここから6月からは腰を据えてトレードにのぞみたい。
Contents
本日の取引
3244 サムティ(空売り、未約定)
-13円と下落したが昨日の安値を割るには至らず未約定となった。
値動きとしては悪くないのでこのまま注文を継続する。
保有中の銘柄考察
1893 五洋建設(買い)
五洋建設は今日も平和だった。
動き出しがあるまでは解説のしようがない。
1942 関電工(買い)
関電工は-23円と大きく下げた。
昨日利益確定した住友林業は+10円と値上がりしており、残す銘柄を間違えたかもしれない。
だがこれは完全な結果論なので悔やんでも仕方がない。
トレンドライン、または200日移動平均線で反発してくれれば良いのだが…
一直線で下げてしまった場合はロスカット、反発してくれればその後の値動きで利益確定のタイミングを決める。
4088 エア・ウォーター(買い)
+20円。
上昇はしたがなんとも嫌な値動きである。
まるで上に行くべきなのにそれを渋っているような値動きである。
昨日の下げでロスカットも覚悟したが可能性も浮上してきた。
一応高値を更新してきたのでトレンドラインも引き直した。
9928 ミロク情報サービス(空売り)
今月最大の「やってしまった銘柄」ミロク情報サービス。
空売りすると同時に上昇を始め、今日に至っては64円も上げ、含み損を押し上げた。
さらにロスカットポイントである5月26日の高値を超えたにも関わらず、逆指値の注文を入れ忘れ、未だ保持している。
来週窓開けスタートにならないことを祈りつつ、本日の高値抜けにロスカットポイントを再設定する。
信用建玉一覧

買いと売りの割合は3:1なので上昇してくれれば利益になるはずなのだが五洋建設とエア・ウォーターがなかなか上がってくれないので先行きが見通せない。
ミロク情報サービスもロスカット寸前なので仮に下げたとしてもミロク情報サービスをロスカットしたうえで下落する可能性もあり、そうなったら最悪である。
お祈りするトレーダーは3流であるが、ルールを設定したらその後は見守るほかなく、結局短期トレーダーは最終的に祈祷師になるのかもしれない。
来週の予定取引
2427 アウトソーシング(空売り)
75日移動平均線が支えとなっているがここを抜ければ調整に入りそうだ。
ただ25日移動平均線も効いているので利益確定は欲張らず行う。
3244 サムティ(空売り)
今日に引き続き空売りの注文を継続する。こちらは移動平均線が重なっているのでここさえ抜けてくれればすんなり下げてくれそうだ。
今日の一言
やはり下げ相場より上げ始め相場のほうが難しい