本日の日経平均株価は先週の終値より21円高い、2万2717円で取引を終えた。
新型コロナウィルスの新規感染者の増加に歯止めがかからない状況だが、一方で新薬開発への期待も高まっており、買いと売りが拮抗している。
だが東証一部の売買代金は概算で1兆6776億円とかなりの薄商いだ。
4~6月期決算の発表が近いこともあり、企業の業績を見極めたいという投資家達の心理が売買を手控えさせた。
今後続々と決算が発表され、業績の回復具合とコロナの感染動向、さらには新薬の開発といろいろな面を考慮しなければならない難しい市場が続きそうだ。
テクニカルでは高値近辺まで上げてからの調整が続いている。
レンジの下は2万2000円あたりだが、そこまでは下げず、レンジの中でも高い水準が維持されている。
テクニカルだけでみれば上抜けしそうな形である。
実際にも最大の下げ圧力であるコロナのネガティブニュースが流れてもほとんど下げないので好材料が重なればポンポンと上に抜けていく可能性はある。
だが考慮すべき材料が多すぎて判断は難しい。
Contents
本日の取引
2181 パーソルHD(新規空売り、未約定)
空売りの注文を出していたパーソルHDだったが本日は+53円と大きく上昇して安値を割り込まなかったので注文は未約定となった。
同じレンジでの値動きを繰り返す持ち合いのような感じになってきたので今後の値動きは読みにくくなってきた。
またわかりやすい値動きを見せたら注文を出していく。
保有中のポジション考察
1448 スペースバリューHD(買い)
買いポジションを保有中のスペースバリューHDは+3円で持ち合い。
ただ上の方での推移なので幾分安心できる。
25日移動平均線が支えとして機能してくれればいいのだが……。
2412 ベネフィット・ワン(買い)
買いポジションを保有中のベネフィット・ワンは+24円と上昇し、含み損が減少した。
ただ持ち合いを脱しておらず、依然反落の危機にあり気が抜けない状況である。
そしてこの銘柄は高値を抜けたら欲張らず、早々に利益確定する予定である。
3105 日清紡HD(空売り)
空売り中の日清紡HDは+8円と反発したが、25日移動平均線が意識され上げ止まってくれた。
ここで反落し、75日移動平均線を抜けるかどうかが注目となる。
3482 ロードスターキャピタル(空売り)
空売り中のロードスターキャピタルは-14円で気持ちのいい下げを見せてくれた。
出来ればこの下げで直近安値を割り込んでくれるとなお良かったが、下げ方がいいので明日に期待がかかる。
8515 アイフル(空売り)
アイフルは-1円と下げてきたが下ヒゲを付ける悪い展開だ。
まだ上値抵抗線が機能しているので慌てないがここの価格帯を抜けるには少し時間がかかるかもしれない。
8893 新日本建物(空売り)
空売り中の新日本建物は+24円と大幅に上昇し、火柱のような立派な陽線をつけてきた。
ギリギリロスカットポイントで踏みとどまったが虫の息である。
このタイミングで買い注文を出すのは私の十八番の戦術だが、この高値抜きエントリー、安値我ロスカットでトレードするとロスカット幅が大きくなってしまうのでやりにくい。
なんとかここで反落してくれればいいのだが……。
信用建玉一覧

難しい、厳しい戦いが続いている。
大概買いの調子が悪ければ売りの調子がよく、売りが悪ければ買いが良くてとうまくバランスをとって黒字を出してきた。
だがこうも持ち合いが続くとどちらも十分な利益になる前に下げてきてしまい、どちらもロスカットになるという最悪の展開が続いている。
こうも市場が停滞するのは始めての経験かもしれない。
このような相場で大儲けできるとは思っていないが、なんとか細かい利益でも拾っていき、損失を最小限に留められるよう頑張りたい。
明日の予定取引
3105 日清紡HD(買い)
空売り中の日清紡HDだが今頭を抑えられている25日移動平均線を越えてくると上昇トレンドになる可能性がある。
本日の高値がちょうど25日移動平均線から頭を出した形なのでこの高値抜きのタイミングで買い注文を入れてみる。
ロスカットは7月17日の安値割れに設定する。
8747 豊商事(買い)
高値圏で値が停滞しているが1070円くらいまでは調整しそうである。
大きく伸ばすのではなく、調整の細かい利ざやを拾いに行く。
本日の高値抜けで買い、昨日の安値割れでロスカットする。
8798 アドバンスクリエイト(空売り)
上値抵抗線に頭を抑えられる形で調整を続けていたアドバンスクリエイトだが、今日下値抵抗線をブレイクしてきた。
もう少し調整が続きそうなので空売りでエントリーしてみる。
本日の安値割れで空売り、7月14日の高値抜けでロスカットする。
今日の一言
迷走しているように見えるかもしれないがルールに従い、淡々とトレードしている。
勝てないのはルールが悪いか運が悪いかで成績を見ながらルール変更をしてトレードの精度を上げていく。