本日の日経平均株価は昨日の終値より258円安い、2万3087円で取引を終えた。
欧米で新型コロナウィルスが再流行していることが背景にあるが、コロナ要因でここまでしっかり下げるのはいつ以来だろうか。
これまでコロナリスクが取りだたされても経済活動再開や金融緩和の期待感が市場を支えて大きく下落することがなかったが今回は大きな下げとなった。
正直これらのリスクを市場がどう評価するかは複雑すぎて読めないのでテクニカル分析を駆使し、下げ止まり安い所、反発のタイミングなどを探っていくのが望ましい。
そのテクニカルであるが昨日意識された25日移動平均線はあっさり割れた。
次は2万3000円と75日移動平均線が意識されるかである。
世界情勢を考慮に入れれば、今一番懸念されているのは新型コロナとインフルエンザの同時流行であろう。
これらは症状から区別がつきにくく、新型コロナの封じ込めに成功してもインフルエンザが流行すれば結果的に医療現場が逼迫することになる。
またアメリカ大統領選挙の行方も経済には大きな影響を与えそうだ。
いずれにせよこれらの影響はもう少し先になるので当分は大きな下げトレンドが発生する可能性は低く、テクニカルサインを見つけては下げ止まるといった展開が続くと見ている。
Contents
本日の取引
3105 日清紡HD(買い、ロスカット)
買いでエントリー中の日清紡HDだったが、本日-25円と大幅に下げ、昨日の安値を割り込んだのでロスカットとなった。

ロスカットポイントを引き上げていたので少額のロスカットで済んだ。
と、考えるか利益確定のタイミングを逃しロスカットになってしまったと考えるかで投資は成績に大きく影響するように思う。
ここから逆転を期待するのはかなり無謀。もしこの状況で買っていけるかと考えた時、絶対に買えないところまで下落してしまっているのでここで決済出来たことは幸運だった。
そしてあのタイミングでの利益確定は絶対ありえなかったと状況を振り返ればどう考えるのが正しいのかは自ずと見えてくる。
8515 アイフル(買い、利益確定)
買いでエントリー中のアイフルは-7円と下落し、調整が継続した。
決済ポイントにしていた昨日の安値を割り込んだので利益確定となった。

上のトレンドラインでの反発を期待していたがはっきりとトレンドラインの中にローソク足が入り、再度トレンドの形成には時間がかかりそうなのでここで決済となった。
8804 東京建物(買い、ロスカット)
買いでエントリー中の東京建物は-30円と下落し、昨日の安値を割り込んだのでロスカットとなった。

75日移動平均線が意識され下げ止まったものの、ここまで来ると1200円まで調整する可能性もあり、持ち続けるのはリスクが伴う。
再度狙うにしても一旦決済して次のエントリーチャンスを伺うのが賢明である。
保有中のポジション考察
2471 エスプール(買い)
買いでエントリー中のエスプールは-23円と反落した。
ただ、今回決済したポジションとは違い、今だ上昇トレンドは継続中である。
今あるボリンジャーバンドの+1σや、トレンドラインと25日移動平均線など反発が期待できるテクニカルポイントが多数あるので保持となっている。
半分はすでに利益確定済みなので少し余裕を持って投資判断をしていく。
明日の予定取引
6183 ベルシステム24HD(空売り)
今年の3月からうなぎ登りなベルシステム24HDだがここにきて勢いに限りが見えてきた。
本日で25日移動平均線とトレンドラインを同時に割り込んだのでこのタイミングで空売りを仕掛ける。
本日の安値割れで空売り。18日の高値抜けでロスカットする。
9692 シーイーシー(空売り)
前回空売りで大きな利益を逃したシーイーシーだが再びチャンスが巡ってきた。
調整が一段落し、-44円と下げてきた。
ここでトレンドラインに反発すれば上昇トレンドになる可能性があるがこのまま安値を割り込めば再び安値を目指す展開になる。
本日の安値割れで空売り、昨日の高値抜けでロスカットする。
今日の一言
今日注文の2銘柄は値幅が大きく、ロスカットになると大きな損失になるがここ最近手持ち無沙汰だったので勇気を出してポジションを取っていこう。