一時的な利ザヤを狙う短期投資と違い、中・長期投資は安定した業績と値下がりリスクの少ない割安性が何より大切である。
アベノミクス効果か日経は2万5000円に迫る勢い。
割安な銘柄を探すのが困難になってきている状況であるが、割高であるならば割高である中で最も割安な銘柄に投資していこうと考えている。
さて、それでは2020年、最初の中・長期投資の買付、そしてロスカットについて解説していく。
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中期投資の1月の取引
証券会社の中で最も信用取引の金利の安い東海東京証券の口座を使って行っている中期投資。
投資期間、半年をめどに値上がりしそうな銘柄を買い、キャピタルゲインを得るスタイルである。
新年早々ロスカット(6572 RPA)
中・長期投資は月に一度買い付けを行っているが、実はすでに中期投資の1月の買付は終わっていた。
1月に買ったのはすでに保有している1448 スペースバリューHDの買い増しと6572 PRA。
どちらも業績のわりに安かったので購入した。
が、新規で買い付けたPRAは購入間もなくの決算発表において大幅な減益が発表された。
買いの根拠としていたファンダメンタルが崩れたのであえなくロスカットとなった。

2427 アウトソーシング
その代わりに購入したのがこのアウトソーシングである。
売上高、営業利益、経常利益、当期利益がすべてにおいて4年以上の連続増益となっている。
ここまで綺麗な業績はなかなか見当たらないが、配当利回りは1.97%と低いので長期投資の対象からは除外している。
業績が良いにもかかわらず株価が低迷している
これが中・長期投資の最も大きい買いの根拠になる。
アウトソーシングの株価を見て見ると去年の7月の高値を付けた後200日移動平均線に頭を押さえられる形で低迷してきた。
これは会社に問題があるというよりも投資家の注目、興味が下がってきているということだ。
このような過小評価を受けている銘柄を探し出し投資するのが中・長期投資の醍醐味である。
1448 スペースバリューHD
短期投資でもトレードしているスペースバリューHD。
チャートを引きで見るとかなりの安値圏にいることが分かる。
それを理由に中期投資でも購入したわけだが、最近動き出したとはいえ株価はまだまだ安い。
500円台という株価の買いやすさもあってめったにやらない買い増しに踏み切った。
中期投資のポジション

中期投資はまだまだ始めたばかり。
スパンも半年を見込んでいるので今現在の評価損益はその通り含み益に過ぎない。
スペースバリューHDはまだまだ値上がりすることを期待するしアウトソーシングもまだまだ値下がれば買い増しも辞さない。
植えた苗に水をやりながら収穫時期を待ちたい。
長期投資の取引
2020年になったことで新たなNISA枠として120万円が使えることになった。
負け続けて利益を上げたことのない私にとって非課税というのは大した魅力ではなかったがそれは昔。
去年からは大いに非課税の恩恵を受けていこうと思う。
1925 大和ハウス工業
長期投資の買いの根拠である
- 配当利回りが良い
- 業績が連続増益
- 株価が安い
この3点を満たす銘柄が今期はとにかく少ない。
1月の買いとして紹介しているが、場合によっては2月、3月も大和ハウスの購入になるかもしれない。
先ほどのアウトソーシングと比べると棒グラフは少し歪だがすべての項目が優秀である。
さらに、アウトソーシングと違い、配当利回りは3.43%あるので配当をもらいながらじっくり値上がりを待てる長期投資向きの銘柄である。
日足チャートで見ると株価はめちゃくちゃな割安圏とは言えないが業績から考えると十分割安であることは確かだ。
仮にも連続最高益なのだから去年の1月につけた4594円以上にはなってもらいたいものである。
現在のポートフォリオ
去年の買付銘柄は順調に伸びている。
2124のJACRも業績の下方修正によって値下がりしてしまったが減益ではなかったのでそのまま保持している。
配当金があるので腰を据えて投資できるのが長期投資の魅力である。
ヒューリックはあまりの一本調子で上げ続け、月足で見ると8か月連続の値上がりだ。
中期投資であればそろそろ利益を取ってもいいのだが、こちらも最高益絶賛更新中なので2013年につけた最高値、1808円くらいまでは育てたい。
中・長期投資のまとめ
中期投資は初めて早々のロスカットで出鼻をくじかれたが2019年がうまくいきすぎだっただけでこういうことは普通にあるはずだ。
大きな利益が出たり損切したりを繰り返し、一年終わってみたら結局はプラスだった。
そんな投資家が最強であり、私の理想像である。
今年も精進していきたい。