先日、久しぶりに写真ACに写真をアップロードした。
写真ACは登録すれば無料で写真をダウンロードできるフォトストックサービスだ。
ホームページやブログのページにイメージとして使う画像の入手先として便利である。
通常私のような素人が写真をアップロードしてもまったくダウンロードされないのだがそこはレタッチでカバーということで雑な写真をPhotoshopで加工してアップロードしたのが前回である。
カラーでは見るに堪えないゴミ屋敷の実家を白黒にしてアップロードしただけなのだがやはり白黒写真には一定の需要があったようだ。

1週間で3枚の写真がダウンロードされた。
たった3枚かと言われてしまいそうだが初心者ブロガーのアフィリエイト広告と同じで需要の無い写真は1年だろうが2年だろうがダウンロードされることはない。
それが1週間で3回もダウンロードされたのはなかなかである。
それも比べてみると分かるのだが…
元の写真はただ放置された実家の倉庫を記録用に撮っただけの写真だ。
恐らくこのままでは1年置こうが2年置こうがダウンロードされることはなかったはずだ。
その写真を本当にただ白黒にしただけで需要が生まれた。
やはりレタッチはとても重要な技術のようだ。
また、今回初めて白黒写真をアップロードして今までになかったトラブルも起きた。
それがこれだ。

類似した作品があるので公開できないというものだ。
この「類似した作品」というのはどの程度のレベルでの類似を指しているのかが分からない。
例えばイラストで言えばワンピースの主人公の頬の×印を反対に描き替えただけのキャラクターをオリジナルキャラクターだと言うのは無理がある。
類似したキャラクターというか盗作に等しい。
だが例えば「富士山の絵」はどの絵も類似しているがオリジナリティが認められる。
実際に「桜」で検索すれば似たような桜の写真は写真AC内でボロボロ見つかるし、私自身何の変哲もない桜の写真をアップロードしてもこのような理由ではじかれることはなかった。(クオリティーが低すぎて落とされたことはあったが……)
そのことを踏まえ、この写真は私の実家の台所がモデルであるので他の誰かが盗作レベルでの類似した写真をすでに公開していることは考えられない。
では似たような古びた台所の写真が公開されているのかとするとそれも「富士山の写真」と同じでたとえ似たような古びた台所でも違う台所を写しているわけだからオリジナリティーが認められるはずである。
ひょっとすると写真AC色彩の同調率で類似性を判断しているのかもしれない。
例えば桜の写真でも色合いは似てもそれぞれのピクセルにあてはめられる色は各々違ってくるはずだ。
しかし白黒写真はカラー写真と比べ、色の選択肢が極端に少なくなる。
したがって全く違う写真であっても
同じピクセルに似たような色が使われている=同じ写真だ!
といった具合に判別しているのかもしれない。
審査に落ちた理由は個別で教えてくれないらしいが落ちた理由が不明である場合はお問い合わせフォームから再審査を依頼して通ることもあるらしいので一度問い合わせてみることにする。
さて、今回の件で価値のない写真であってもちょっと加工してやることで需要が生み出せることがはっきりした。
今後もphotoshopを使ってレタッチについて学んでいきたい。
次は写真をイラスト風にするようなレタッチはどうだろうか……

