投資をやったことが無い人でも一度は聞いたことがあるであろう住宅建設大手大和ハウス工業。
オリンピック効果が薄れたのかこぞって好調だった建設業が皆失速する中、安定した成長を維持。
配当志向も強いので長期投資向け銘柄である。
ファンダメンタル分析
近況
融資の引き締めで賃貸住宅は伸びなかったが開発物件の売却を積み増し営業増益を維持。
最高益更新中。
PER・PBR共に低水準
その銘柄が今どれくらい割安であるかを示す指標、PER・PBRは共に低水準である。
PERは安値平均が8.6倍なのに対し、20年3月の予想は8.8倍。
1倍を下回れば割安とされるPBRも1.32倍である。
現在の株価ははっきりと割安と言っていい。
業績推移

緩やかながら確実な右肩上がり成長が続いている。
当期利益も16年3月決算以降、3年連続の増益で現在連続最高益を更新中。
来年20年3月決算、21年決算も増益予想で先行きが明るい。
配当データ
- 予想配当利回り3.43%
- 優待利回り0.29%
- 配当性向31.9%
- DOE4.7%
テクニカル分析

18年1月より引ける大きな上値抵抗線を突破し上昇がスタートした印象。
ほぼ平行に引けるパーティションラインの上値抵抗が強いが11月の暴落には下のパーティションラインも意識されたことを考えると緩やかに上昇していきそうな気配だ。
短期でトレードする場合は下のパーティションをブレイクしている11月20日の安値割れでロスカット。上のパーティションラインにぶつかるところで利益確定のトレードが出来る。
長期でトレードする場合は連続最高益のファンダメンタルを鑑み、直近高値、18年1月の4500円あたりまでは頑張って保持したい。
大和ハウス工業総評
今期はとにかくファンダメンタルが良くて割安と言う都合の良い銘柄が少なくなった。
そんな中、緩やかながら連続増益で配当も良く、なおかつ割安と言う貴重な銘柄と言える。
現時点で1,2を争うおすすめ銘柄である。
迷ったら、買うものが無かったらこれを買っておこう。
- PER・PBRは共に低水準
- 3年連続の増益で最高益更新中
- 配当利回りは3.43%
- 短期トレードの場合はロスカット目安が3000円割れ、目標が4000円。
- 長期投資の目標は4600円