ケイアイスター不動産は北関東地盤の不動産会社。
主力は1次取得層向け分譲住宅。
ファンダメンタル分析
近況
増税の影響は軽く、主力の分譲戸建ては前期より14%増と好調。
北関東が地盤だが東京、埼玉、千葉に進出しエリア拡大に積極的。
キャッシュフローとROE
前回の四季報では営業キャッシュフローが157億円のマイナスだったが今回は7億円のプラスと改善。
そのこともあってかエリア拡大やIT投資など設備投資に積極的。
どれだけ効率的にお金を稼いでいるかを示すROEは24%と上場企業平均の倍。
業績推移

緩やかながら堅実な成長を続けている。
表で見るだけで4年連続の増益。20年、21年も増益予想。
当期利益は右肩上がりなのにPERは下がっている。
配当
予想配当利回りは4.17%とかなりの高水準。
株主資本に対してどの程度の配当を支払っているかを示す指標、DOEは7.6%ととても高い。
企業として株主還元に積極的であることが伺える。
テクニカル分析

昨年9月から今年9月の間に形成されたラウンドボトム。
最近このネックラインをブレイクし上昇が本格化しそうな気配だ。
直近の目標としては前回の高値のネックラインである2500円。
ロスカットはネックラインを割り込む1800円割れあたりが適当か。
長期で見る場合は最高値である3245円は目指したい。
【3465】ケイアイスター不動産の総評
高い配当利回りと安定した成長、高ROEと長期投資に持って来いの銘柄。
底値から動き出し、上昇の1回目はすでに終わってしまった感があるがそれでもファンダメンタル、テクニカルの両面から割安と言える。
配当利回りがとにかく高いので買ったらインカムゲインを得ながらじっくりと値上がりを待ちたい。
3465 ケイアイスター不動産要点まとめ
- 緩やかながら堅調で確実な増益
- 4%を超える高い配当利回り
- 営業キャッシュフロー改善
- エリア拡大、IT投資と設備投資に積極的
- ROEは24%と高水準