はじめはどんなCMだったか定かではないが「レッドブル、翼を授ける」のフレーズは頭に残った。
このレッドブルのヒットを皮切りにいろいろなエナジードリンクが登場した。
やはりCMや店頭広告で宣伝されていると気になってしまうのが人としての性だと思う。
私も何種類か飲んでみた経験がある。
感想としては
美味しくない
これに尽きる。
いったいどうしてこんなものが流行るのか。おっさんには謎である。
そして今日、コンビニのレジに並んでいるとレジ前に気になる商品を見つけた。
それがこいつである。
これは本気で売る気である。

せっかくなので買ってみた。
やはりエナジーを謳うだけあって250mlで206円と少し高い。というか倍である。
いったい普通のコカ・コーラと何が違うのかと言うと


つまりはカフェインが大量に入っているということらしい。
一応ガラナエキス、ビタミンB6、ナイアシンなども入っているようだが素人にはさっぱりわからない。
仮にこれがビタミンB5だったとしたら効能は得られないのだろうか?
兎にも角にも飲んでみた。
まず缶をカシュッと開けるとおなじみのコーラの香りだ。ここまでは普通。
一口、口に含む。
慣れ親しんだコーラの味の中にエナジードリンク特有の薬っぽさがある。
全体的にはコーラなので気にならない人はならないかもしれない。
だがなんだろう、コーラに何か無用の添加物を入れられているようでやはり私にはいまいちな感じだ。
疲労回復には栄養ドリンクを飲めばよいしカフェインが欲しいならば緑茶やコーヒーを飲めばよい。
わざわざ高いお金を払っておいしくなくなったコーラを飲む気にはならないというのが今回の率直な感想である。
さて、エナジードリンクと言わば私はやはり薬っぽい臭いと独特の風味が気になるのだ。
美味しいと感じなかったのでどのエナジードリンクも1本ずつしか飲んでいない。
しかし今回このコカ・コーラエナジーのレビューをするにあたり果たして他のエナジードリンクはどんな味だったかと気になった。
そこで

エナジードリンクとして有名な2本を買ってきた。
こうなったら飲み比べである。
ちなみにエナジードリンクは他の清涼飲料水と比べて割高なせいかステイオンタブにはそれぞれこだわりがあるようだ。

レッドブルにはトレードマークの牛のシルエットが。

モンスターエナジーにもトレードマークが印刷されている。

一方、コカ・コーラエナジーはというと普通のステイオンタブである。
いや、これは正しいと思う。
正直こんなところに注目する人間など私のような変人くらいであろうしわざわざこれ用に生産ラインを作るのも相当に金がかかりそうだ。
削減して良いこだわりだと思う。
さて、味の比較の方だがレッドブルは記憶にあるものよりも大分飲みやすかった。薬っぽさはあるものの、濃い炭酸飲料と言った感じである。
モンスターエナジーは…なるほど。
これが好きになるとレッドブルは飲めなくなるとい話を聞いたことがあるが確かに癖が強い。
香りもダントツで強いし味も独特だ。
因みに猫に嗅がせたら猛烈に嫌がった。
これは表現が難しいが何かこう、エネルギーという感じの味がする…
最低のレビューである。
さて、総評であるが私はやはり好きになれそうにない。
一番飲みやすかったのはコーラの味のするコカ・コーラエナジーだ。
続いてレッドブルもこういう味のジュースだと思えばありだ。
モンスターエナジーが一番癖が強く、私には飲みにくかった。
言い換えれば他の商品と一番差別化が出来ており、このエナジードリンクにひとたびハマれば他のエナジードリンクでは満足できなくなることは容易に想像できる。
ただこれらは飽くまで普通の飲み物として捉えた場合である。これらに何らかの効能を期待するのは完全に間違っている。
パフォーマンスを発揮したいときに飲むとあるがもちろんこれを飲んだからと言って翼を授かることもないしやる気がみなぎってくることもない。
眠気覚ましならお茶やコーヒーを飲めばよいし、体調不良・滋養強壮であればタウリンが1000mg配合されていたほうが良いと思う。
以上、久しぶりにエナジードリンクを飲んでみたがおっさんには理解しがたい飲み物であった。