簡易スタジオ化を目論んでいる空き部屋だが私はプロの写真家ではないのですぐにはスタジオに出来ない。
浅はかな知識と勝手なイメージで少しずつ形にしていこうと思う。
今回取り組んだのは照明器具の交換である。

設置されている照明器具は昭和中期の物。もしかしたら今の若い世代はドラマでしか見たことがないかもしれない。
この垂れさがった紐を見ると何とも言えない懐かしさを覚える。
とはいえ、この照明器具はつけるか消すかしか出来ない。光の調整(ライティング)が重要な撮影においては不向きだ。
調節の容易なLED照明に付け替える。

ホームセンターで最も安いものを選んだため、光量は少なめだが6畳用なので4畳半のこの部屋には十分であろう。
調節も10段階で出来る優れものである。

こうしてみると同じ目的で作られた道具とは思えない。
今は亡き祖父・祖母に使わせたらきっと紐がないことに絶望するに違いない。
そして1日を紐の設置に費やすはずだ。

外のカバーを外すとこんな感じである。

この黄色い四角の部品がそれぞれ発光する。
これで蛍光灯3本と同レベルの光量をもたらし、かつ電気代が1/2だというのだから恐れ入る。

こちらは取り外した蛍光灯の照明器具。重さがLED照明の10倍ほどある。
定期的に蛍光灯や点灯管を交換しなければならない。
蛍光灯が切れたと思って新しい蛍光灯を買ってきたら実は蛍光灯ではなく点灯管のほうがダメになっていて、肩を落としながら電気屋に買いに戻るのは昭和生まれの男には一度はある経験かもしれない。

こちらが照明器具を取り外した後の天井。汚いのはご容赦いただきたい。
この四角い部品の部分にLED照明を取り付ければよい。
工事などは一切不要である。

簡単に取り付けられた。
LED照明は実に軽い。力の自信のない人でも容易だろう。ただ脚立に乗っての作業になるのでバランス感覚が著しく悪い人には酷な作業かもしれない。

作業完了まで40分程度。
一番時間がかかったのは蛍光灯照明器具の取り外しである。
何本ものビスで天井に固定されていたのでそれをドライバーで回して外した。
とにかく照明器具が重いので落下しないよう手で支えながらの作業なので結構骨が折れた。
取り外しが完了してしまえば取り付け作業だが開封作業から設置まで5分とかからなかった。
LED照明が出始めの頃は非常に高価だったため寿命とランニングコストでいったいどちらが安いのかと導入にそれなりの計算が必要だったがこのLED照明は4000円弱。
これで10年以上持つと言うのだからもはや計算の必要性すらない。
次は日光を遮断するカーテンを設置しようと思う。