日記

世の中の流れを掴むため、日経新聞の購読を再開した

株式投資を始めてから私は長らく日経新聞を購読し続けていた。

といっても日経新聞を投資にこのように活かそうなどと言った具体策があったわけではなく、投資家たるもの日経新聞と会社四季報は買うものという勝手な先入観があったからだ。

だがしばらくすると新聞の情報を投資に活かそうと考えるのは自然な考えで新聞で紹介された記事を見ていいなと思った会社や好業績が発表された会社などの株を買ったりするようになった。

最初に言っておくとこれは最悪の投資法でまず成功しない。

株で利益を出すための基本と言えば「安く買って高く売る」だ。

それはつまりまだあまり評価されていない企業を見つけ出し、話題になる前に株を購入しておく必要がある。

話題になった後というのは噂を聞きつけた野次馬の如く、その会社をよく知らない人たちまでこぞって株を買い求めるので価値以上の価格に吊り上がることが多々ある。

つまりニュースになってから、話題になった後に株を買うというのはまさに愚の骨頂で価値以上の法外な価格で買わせられる可能性が高いのだ。

話題になった銘柄を狙って利益を出すには高いテクニカル分析の知識と技術が必要になるのである。

私も最初は見事にこの方法にひっかかり、日経新聞の情報を頼りに150万くらいは損失を出しただろうか。

そこで勉強していくうちに株で利益を出すには新聞を読むことよりも企業分析、すなわちファンダメンタル分析とテクニカル分析が重要と言う事でそちらの勉強にシフトしていった。

そして勉強の成果が出始めた去年夏。気付いたのである。

別に日経新聞いらなくね?と。

例えば今回の新型肺炎。

世の流れを汲み取って投資するなら医療品メーカーやマスクを作っているメーカーだろう。

実際どれほど株価が上がっているかは調べていないがパンダが生まれたというニュースから上野動物園近くの飲食店の株価がストップ高になるのが投資の世界。絶対に値上がりしている。

しかし先ほども述べたように新型肺炎の蔓延を根拠にマスクメーカーの株を買い求めるのはもう遅い。

まずは流行に敏感なトレンド投資家が新型肺炎が広がるかも…という段階で関連株を買い始め、今度はテクニカルのトレンド投資家が株価の動きに敏感に反応し買いを入れ始める。

その値動きを察知した私のような短期投資家が値動きに注目し買いを入れ始める。

とどめはマスメディアの報道で「関連株が値上がりするかも」という情報が一般の投資家に知れ渡り、株価が高騰する。

この値上がりを見てよしよしと最初に仕込んでいたトレンド投資家たち、短期投資家たちがどんどん利益確定していき、最後は高値を掴まされた個人投資家が含み損を一手に引き受ける。

というのが市場の流れだ。

新聞から社会の流れを読み投資するには情報の一歩先に投資しなければならない。

具体的な話をすれば今

新型肺炎が流行しマスクが高騰した

この情報、結果から次に何が起こるかを予想して投資するのである。

例えばこの新型肺炎はまだ完全な治療法が確立されていない。

このまま封じ込めが成功してもかかったら治療法がないという恐怖はしっかり人々の記憶に残るはずだ。

そうなれば感染を予防するためのマスクはもちろん、免疫力を高めるための食品や生活習慣の見直しから運動や睡眠に注目が集まるかもしれない。

今はマスクは誰しもが注目する商品だが新型肺炎から健康食品や運動器具を連想している人は少ないはずだ。

つまりは情報を活かしたトレンド投資というのはこのような連想ゲームの精度を上げていくことなのだ。

一方トレンド投資を止めた私はというと投資判断の8割は会社四季報を用いたファンダメンタル分析と2割は株価チャートを用いたテクニカル分析で、ニュースの情報は全くと言っていいほど投資判断に入れていない。(ほんのちょっとは取り入れているが…)

韓国との関係悪化で日本製品への不買運動が起きた。

こんなニュースを聞くと売上のほとんどを韓国への輸出に頼っている企業などの会社の株は暴落するし買いたくもないはずだ。

もし本当に不買運動で売り上げが落ちているならばそれはしっかり数字として出るし逆境にめげず売り上げを確保するかもしれないし韓国を諦め、新たな国に活路を見出すかもしれない。

例え不買運動が起きていようが、企業業績が良いのであれば買って問題ないはずだし、韓国が空前のバブル景気だったとしても売り上げの落ちている会社の株を買うのはおかしな話だ。

そうなれば世界で何が起きていようが成長を続けていく会社に投資していけばいいという考えになり日経新聞の購読停止に踏み切ったのが去年の8月である。

実際に日経新聞の購読を止めてからも投資の成績は落ちず、むしろ無用なネガティブニュースで不安を駆り立てられるようなこともなくなり、好影響だったかもしれない。

それなのになぜ日経新聞の購読を再開したかというとそれは別の問題に直面したからである。

それは世の中のことがまったくわからなくなってしまったのだ。

もちろんこの歳で現職の総理大臣が分からないだとか元号が分からないなどといった事態は非常にまずい。

そのため日々ニュースはチェックしていたがそれはスマホのニュースであったりネットニュースなどからだ。

これらのニュースは大変良く出来ていて、私が読んだ過去の記事から私に興味のありそうなニュースをピックアップして表示してくれる。

普通に新聞やテレビニュースを見聞きしていると大概は興味を惹かれないニュースで読み飛ばしたり聞き流したりするがネットニュースだと「おっ」と思うニュースを結構表示してくれる。

なんて便利なのか…そう思っていたのだが…

反対に興味を持たないニュースは何一つ入ってこなくなった。

いち社会人として興味はなくとも一般常識と呼ばれる知識や情報は頭に入れておかねばならない。

そんな時に便利なのが新聞なのだ。

新聞は自分の興味に関わらず今話題のニュースを入手する機会を提供してくれる。

普段は絶対見ないようなニュースも「へーこんなことがあったのか」程度に頭の片隅に入れておくことが出来るのだ。

これらのちょっとした情報は投資に役立つこともあればなにより世間知らずにならなくて済む。

日本経済新聞は投資をするための情報ツールだったがこれからは「大人の嗜み」として読んでみたいと思う。

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