雑記ブログの毎日更新を始めて5か月が経ち、6か月目の運営に突入した。
7月から始めたので今年を終えるとちょうど半年ということになる。
このブログはとにかく毎日更新することを目標として運営し、出来る場合は有益であること、収益性があることを付け加えられたらというスタンスで運営してきた。
雑記ブログは特化ブログと比べ、ネタが選び放題なので更新はしやすいのだが、それでも毎日更新となると楽ではない。
ガッキーこと新垣結衣がInstagramをやらない理由に「映える毎日を送っていない」とコメントしたことが反響を呼んでいるが、
一流の芸能人ですらそうなのに私のような一般人が毎日無理やりネタを捻りだせばそのクオリティーはご覧の通りである。
特に最近は度重なるGoogleアップデートでSEOの常識が日々更新され続けている。
その中で「量より質」
有益性のない記事で埋め尽くされたブログよりも有益性の高い記事が濃縮したミニサイトのほうが価値が高いといった考えが主流になりつつあり、ますます毎日更新の有効性は乏しくなっている。
そんな中なぜ私が毎日更新にこだわったのか。
この5か月にどんな収穫があったのかをまとめたいと思う。
毎日更新は無駄なのか
冒頭でも述べたように最近のSEOは量より質に移ってきているように感じる。
私がブログについて勉強を始めた2年前、少なくとも私の読んだブログ入門書は
兎にも角にも書け
とする物が多かった。
が、最近は一流ブロガーの中にもこれに異を唱えるブロガーが増えているように感じる。
というのも最近のGoogleアップデートで今まで上位表示されていたサイトがことごとく圏外に吹き飛ばされる現象が相次いでいる。
代表的なのがクレジットカード読み物だろうか。
一時期は「クレジットカード」単体検索で上位表示されていたカリスマブログだ。
このブログはブログ入門書などでも度々紹介され、その強さのひとつに圧倒的な記事の多さが挙げられていた。
だがアップデートを重ねるにつれ表示は企業サイトに押され転落。今では単体ワードでは完全に圏外に飛ばされてしまっている。
そして運営者自身もTwitterで次のように呟いている。
記事を毎日投稿してドメインパワーを高め、多くのキーワードで検索上位を獲得する…というやり方だと、この先はほんと厳しい。
それより渾身の記事を50~100個くらい用意し、それらの改善を繰り返しながらTwitterでたまに宣伝するスタイルのほうが、専門性、権威性、信頼性のE-A-Tが高まりそうです。
— クレジットカードの読みもの (@cardmics) October 21, 2019
つまりアフィリエイトで稼いでいこうと考えた場合は記事数よりも記事の質を高めていくことが重要というわけだ。
毎日更新と言う「枷」をはめてしまえば絶対に質は落ちる。
なぜなら記事を考える時間も練る時間も1週間に1回更新する人と比べ1/7の時間しかないからである。
ではやはり毎日更新してきた私の5か月は無駄だったのだろうか。
初心者はとにかく記事を書け
答えはノーである。
我々初心者が記事の質やら有益性などを考えるのはピッチャーを始めたばかりの人が配球や投球術を考えるようなものだ。
それよりなによりまずは投げ込みを行い、ピッチングに慣れなければならない。
我々初心者はまず何が良い記事なのか、質の高い記事なのかを理解するのが先である。
その方法はいくつか存在するが最も簡単で分かりやすいのが記事を書き反応を見ることである。
まず記事を書かず本やネットで勉強することも手だが大概の人は書かれていることの1割も実践できないし半分も理解できない。
それよりもまず記事をとにかく書く。なかったら捻りだして書く。勉強して書く。調べて書く。
これを行うことで何の変哲もないリンゴから
- なぜ赤い色をしているのか
- 黄色いリンゴはなぜ生まれたのか
- 青森はなぜリンゴの生産が盛んなのか
- 美味しいリンゴの見分け方は?
などなどネタを捻りだす力が身についてくる。
さらにはアナリティクスやサーチコンソールなどを使って反応を見ればどの記事が好評だったか、どんなワードで検索されているかなど、ユーザーの傾向を知ることが出来る。
このような自分のブログのユーザーの傾向などと言うものは本をいくら読んでも絶対に掴むことは出来ない。
雑記ブログは稼げないのか
はっきりと稼げないだろう。
もちろん雑記ブログでも5年、10年と毎日更新を続けたという場合はブランド力も付き、ファンも付くかもしれないので稼げるようになるかもしれない。
そしてそのような雑記ブロガーも確かに存在する。
だがそのようなブロガーは素人とは言えないような技術を身に着けていたり、他者には真似できないような絶対的な特技を持っているような人がほとんどである。
そして短期的に考えれば絶望的だ。
ジャンルがバラバラであることがドメインパワーを高めないのかとにかく検索流入の増え方が遅い。
私はこれとは別に熱帯魚の特化ブログを一つ持っているが、それは1か月も更新したところで毎日50~100程度のアクセスは集まった。
だが当ブログは5か月でようやく1日の検索流入が5~10件程度になった。
日記だけのような記事も上げているので検索流入が見込みずらいのもあるがそれでも検索流入を意識して書いた記事も相当数あるのでやはり特化ブログと比べると流入は見込めないのだろう。
ではやはり雑記ブログはだめなのか、これもそんなことはない。
雑記ブログで培った知識と技術を特化ブログで活かせ
雑記ブログを書く、毎日更新するというのはそこから収益を上げるのではなく収益を上げるための土台作りである。
我々初心者はとにかく経験が足りない。
経験を得るためにはとにかく書くのが大事なのだ。
習うより慣れよの精神だ。
ブログを収益化するために今後どうするか
5か月の雑記ブログ毎日更新で私が学んだこと、得たことは
- ネタを探す癖がつく
- 物事を多角的に見ることが出来るようになる
- 自分が有益性があると思っている記事と実際に読まれる記事はかなり違う
- 執筆スピードが上昇した
対して私が特化ブログの運営で失敗したことは
- 何を書いていいかもわからないのにディスカスと言う特殊な魚の特化ブログを作ってしまった
- どんな記事が求められているのか、有益性が高いのか考えもしなかった
- 内容をまとめられず、1記事書くのに5時間近くかかっていた。
確かに雑記ブログよりは収益は上げられたが月500円程度がやっと。
書くこともなくなりどのように運営していけばいいか分からなくなり更新を止めてしまった。
これらの失敗と雑記ブログで学んだことを組み合わせるとどのようになるだろうか。
- 自分が書き続けられる分野を選定してブログを作る
- どんな記事が求められていて自分がどんな記事を書けるかを考えながら記事を書く
- 何十万字と書いてきた経験と実績からスムーズに執筆
- アナリティクス、サーチコンソールを使いブラッシュアップ
果たして利益目的で特化ブログから入ったブロガーがここまで考えてブログを作ることが出来るだろうか。
悔しいことに出来てしまう奴が相当数いるのだがほとんどは無理である。
これは毎日ブログを更新してきたからこそ理解できることであり、経験を積めば凡人であっても気付きを得られるということだ。
少なからず自分がブログに向いているかどうかははっきりとわかるはずだ。
私の今後
私がブログを始めた目的は副収入の確保だ。
だが出来ることなら専業でやれるくらいの稼ぎが欲しい。
5か月間雑記ブログを毎日更新してきて、少なくとも私は雑記ブログで収益化することは出来ないと分かったがこのブログの更新は出来る限り続けていきたい。
それは記事を書くスピードは上がっても、うまくまとめられるようになっても私はまだまだひよっこだからである。
一流ブロガーとの開きはまだまだ大きい。
それを埋めるにはとにかく経験値を積むしかない。
積んだ経験で試行錯誤するしかない。
だが収益化もそろそろ考えなければならないのも事実。
このブログを続けながら収益性のある特化ブログの作成を進めていきたい。
