
最高の塗装ブースを手に入れた私は早速つや消し塗装をやってみることにした。
スプレー塗装のの最大の難関は何といっても場所の確保である。
場所さえ確保してしまえばあとは簡単だ。

買ったのは左端のペイティングスタンドとつや消しスプレーのみ。
スプレー受けはそこらにあった段ボールに紙を詰めて即席で作った。
後は一応有害なスプレーなのでビニール手袋があるといい。

準備が整ったところで早速塗装を始める。
まずはガンプラを分解し、各々のパーツを塗装していく。

このようにパーツを掴み。

スプレーを吹きかける。
カラー塗装と違い、つや消し塗装の場合はどれくらい吹き付けられたが分かりにくい。
少量を吹きかけ、具合を見ながら吹きが甘いところに再度吹きかけていく。
同じ要領で吹き付け作業を繰り返していく。
作業自体は難しくないのですべてのパーツをスプレーするのに要した時間は10分程度である。
だがスプレーしたものが乾くまでは時間がかかるのでこのまま40分ほど放置する。

そして1時間放置したのがこちらである。
教科書には30分~40分でいいとあったがスパロボで時間を潰していたら1時間経ってしまった。

写真では分かりにくいがほとんどのパーツはうまくつやを消すことが出来た。
だがすべてのパーツがうまくいったわけではない。

この盾はスプレーした後横にして乾燥させてたわけだがよく見ると盾の端にスプレーの成分がだまになっているのがわかる。
さらにスミ入れしたスミがスプレーと一緒ににじんで流れ出てしまっているのがわかる。
これはスプレーの吹きすぎによっておこる現象のようだ。
つまりスプレーしすぎの失敗ということだ。

また足のパーツはうまく挟めるところがなかったのでこのようにパーツの一部分を使って挟んだので

このように挟んでいた部分は塗装できていない。
これらを塗装しなおさないといけないので完成にはもう一日かかりそうだ。
初つや消し塗装を終えての感想
スプレーするだけなので場所さえ確保すれば簡単だと思っていたがむらなく、そして適切な量を吹き付けるには経験がないと難しいようだ。
また、スミ入れが流れてしまったパーツに関しては一度塗装を落としてスミ入れをし直した後、再びスプレー塗装をするわけなのだがまた失敗しての無限ループになりそうで怖い。

なおスプレーの受け皿として用意したこの段ボールだが、正直なんの役にも立たなかった。

底が浅いせいでぶつかったスプレーはすべて私の顔面に跳ね返ってくる。
意味がないどころか、何もしないよりも多くのスプレーを吸い込んでしまったのではないかと思っている。
どうせ汚してよい部屋なのだから小細工せずそのまま吹くのが良かった。
段ボールでスプレー受けをする場合はもっとそこの深い大きな段ボールで行うのがいいだろう。