
資格取得試験のため、約2年ぶりに東京へやって来た。
ちゃんと思い出せば、去年いかなかっただけで毎年東京へは来ていたのだが、去年いかなかっただけでずいぶん来ていなかったように感じる。
試験はマークシートによるものだったのだが、マークシートの試験を受けたにはいつ以来であろうか。
大学の後期には試験も記述式や、小論文形式のものが主流だったので下手をすると10年以上前ということになる。
しかしこの手の試験というのは何度やっても慣れないものである。
自信を持って正解だと言える問題ばかりならよいのだが、そんな問題はわずかである。
ほとんどはこれであっているだろうかと不安を募らせながらの解答となる。
久々に学生時代に戻ったようだった。
肝心の試験であるが、怪しいと感じる問題を全て外したとして合格点ぎりぎり。
マークシートはもちろん、問題用紙も回収されてしまったので正確な自己採点はできなかったが、覚えている問題を何問か調べてみたが当たっているようなので自分の手応えが余程狂っていなければ合格できたと思う。

終電で帰るとして、余った時間は久々に東京の友人と会って話した。
2年間のお互いの状況を報告しあい、最後は冗談を中心に談笑した。
親戚との付き合いが希薄になった昨今、生涯の財産は横の繋がり、仕事抜きで語り合える友人たちなのだと改めて実感した。
また、このような洒落た店を知っている友人は地元にはいないのでそういった意味でも貴重な体験である。
次は資金と時間に余裕を持ち、仕事抜きで遊びに行こうと思う。