昨年の11月に当ブログ、「我、思ふ」のYouTubeチャンネルを開設した。
私のブログではガンプラを扱っているが、ガンプラの説明をする時に写真や文章だけでは分かりづらいときがあり、動画の必要性を感じ、開設した。
最近は投資とPhotoshopの記事がメインになり、ガンプラを作っていないのでYouTubeも放置状態になっているが数本動画を上げており、多少は再生されているのでそこからYouTubeの考察をしてみたいと思う。
最も再生された動画は592回
最も再生された動画はポリッシャープロの使用感を動画にしたもの。
解説もなければテロップもないシンプルなものだが約半年で再生回数592回、総再生時間10時間と想像以上の成績となった。
ユーチューバーというとエンターテイメントの方を想像してしまうがこのようなブログの延長上ような動画を上げている人も多い。
そしてブログと同じように、ニッチなテーマを扱えば素人の編集技術で作った質の低い動画でも一定の再生回数を稼ぐことは可能なようだ。
この動画は私が作業している風景をただスマホで収めただけなものなのでしっかり台本を書き、使用方法やおすすめの使い方などを解説していけばもう少し再生数を稼げそうだ。
YouTubeで可能性を感じた部分である。
収益化は至難の業
とはいえ収益化、さらにはユーチューバーとしてやっていくのはかなり厳しいと感じている。
その気になれば月1000回くらい再生される動画を作ることは私にもできそうだ。
だが、その動画をひとつ作るには大変な労力がいる。
まずコンテンツを考えるのが一苦労だし撮影方法などもどう撮影していいかいちから調べなくてはならない。
写真と違い、撮影したものも無編集で済む場合は殆どないと言っていい。
だが何も知らない人間にとってシーンをカットすることすら一苦労でポリッシャープロの動画も作成には1時間以上かかっている。
収益化条件達成の難しさ
そしてYouTubeには収益化するための条件が存在する。
厳密に言えば動画に広告を貼るための条件で、広告を貼るためには
- チャンネル登録者数1000人以上
- 直近1年での総再生時間が4000時間以上
この2つの条件をクリアする必要がある。
動画のクオリティーを上げればある程度再生回数を稼げることがわかったので厳しくはあるが4000時間再生はなんとかなりそうだ。
だがチャンネル登録者数1000人以上の壁はとてつもなく高い。
YouTubeにおける流入もブログと同じでほとんどが検索流入であろう。
したがって皆が気になっていること、知りたいことを動画にできれば単発的に動画がバズることは考えられる。
だがそれでは再生回数や再生時間が伸びてもチャンネル登録はしてくれない。
チャンネル登録とはいわばファンの獲得である。
またこの人の動画を見たい、今後どんなことをするか興味があるというふうになって初めてチャンネル登録に至るのである。
つまりは単発のクオリティーの高い動画ではなく、継続した興味を引く動画を上げ続ける必要がある。
もし私が芸能人であれば登録者数のハードルのほうが低くなるだろうがパーソナルに魅力ない一般人にとってファンの獲得は相当の時間と労力を要する。
ブログのおまけのような位置づけでYouTubeを運営しても収益化は不可能だろう。
もしユーチューバーを目指すならコンテンツに専門性を
以上のことから一般人がYouTubeで収益化することは大変なハードルであるがいくつか道が残されている。
それはコンテンツに専門性を持たせ、特化することである。
例えば私のブログのように雑記として何でもかんでも面白い動画を上げるだけでは単発の動画がバズって再生回数を稼げてもチャンネル登録はしてくれない。
従ってガンプラならガンプラのみのチャンネルに特化し、ガンプラについて役立つ情報、技術、知識などを動画にしていく。
それが有益な情報であれば検索流入でたくさんの人に見てもらえるし、
「この人ガンプラについてたくさん動画あげてるな」
と思ってもらえればチャンネル登録してもらえる可能性もある。
パーソナルに魅力がない以上、コンテンツ特化が一般人に残された唯一の道である。
それでもユーチューバーとしてやっていくのは難しい
しかし注意しなければいけないのはこれでようやく収益化出来るというだけの話であって食べていけるかといえば食べていくのは無理である。
動画をどれくらいアップロードしたか、再生数はどれくらいか、再生時間はと考慮する点はいろいろとあるので難しいがチャンネル登録者数1000人程度は一ヶ月の収益は1万円前後にしかならないようだ。
こちらの動画で収益が公開されているが登録者数が14万人でやっと50万程度の収益が確保でき、サラリーマン並になると考えられる。
果てしない道のりである。
ユーチューバーを目指す人はチャンネル登録者数10万人を目安に考える必要がある。