私は数か月に一度、地元の飲み会に参加している。
非常に謎ではあるが我が岩手県は未だに感染者がゼロなので強行してしまおうかとも思ったが、緊急事態宣言が出されるとやはりばつが悪い。
今回のGWの飲み会は中止しようかという話しになったらメンバーの一人からこんな意見が出た。
「オンライン飲み会にしてはどうか」と。
確かに!試みとして面白い!と満場一致で今回の飲み会はオンライン飲み会ということに決定した。
さて、オンライン飲み会をやるにしてツールは何を使うべきか。
最近巷を賑わせているのはもっぱら「ZOOM」であるが私の世代は恐らく「Skype」にお世話になった人が多いのではないだろうか。
なぜSkypeではなくZOOMなのか。
この問題はメンバーにSkypeのアカウントを持っていない人がいたことですぐに謎が解けた。
Skypeでグループチャットを行うためには全員がSkypeのアカウントを持っていなければならない。
MMOなどのネトゲをやっていた人ならば一度は使ったことのあるSkypeだが、ネトゲをやってこなかった人ではSkypeを使ったことが無い人も多い。
アカウントが無い人にわざわざアカウント作らせてアプリをダウンロードさせるのは手間がかかる。
誰でも参加できる飲み会を実現させるのにSkypeは少々敷居が高かったのだろう。
ではやはりZOOMなのかとなるがそう、まだLINEが残っている。
LINEほど日本で普及したアプリはないだろう。
今や日本国民のほとんどが所有するスマホ。そしてスマホを所有していれば必ず入っているであろうアプリ、それがLINEである。
そしてLINEを使ってもグループチャットが出来るのでオンライン飲み会が可能なのである。
今話題のZOOMは40分までは無料であるがそれ以上のグループ会議には有料のプランに切り替える必要がある。
LINEであれば無料で無制限にグループ会議を行うことが出来るのでLINEでやったほうがいいのでは。ということで試しにLINEでやってみた。
参加メンバーは7人。
グループを作成し、参加メンバーを招待。全員がグループに参加したらグループ音声通話をタップすることで簡単に始めることが出来る。
通話を始めて最初に飛び込んできたのはハウリングしまくる参加メンバーの音声だった。
ハウリングした音声はモスキートーンのようなキーンとした音で非常に聞き苦しい。
大人数で音声チャットをする場合、ヘッドセットは必須だと痛感した。
とりあえずスピーカーで喋っていたメンバーには全員ヘッドホンやイヤホンを付けてもらうことでハウリングはかなり改善し、聞きやすくなった。
7人ということでビデオ通話が安定するかどうかも不安だったが意外にもかなり安定していた。
Wi-Fi環境が良ければそれなりの大人数でもLINEでオンライン飲み会を行うのは可能なようだ。
だが音質はどうしてもひどいものになる。
無料だからと割り切る精神が必要になる。
続いてZOOMの試験通話を行った。
ZOOMの素晴らしいところは1人だけZOOMのアカウントを持っていれば、それだけでグループ会議が可能な点である。
SkypeやLINEのように全員がアカウントを持っている必要が無い。
LINEをやっていない人は昨今ではかなり珍しくなったので困ることはないだろうがやはりLINEは音質が悪い。
ZOOMでは7人程度のグループ会議では音声も映像もクリアで何ら不満を持たなかったし、30人、40人のグループ会議にも楽々耐えるそうだ。
唯一の欠点は無料のプランだと40分しかグループ会議が出来ないところである。
さすがに開始40分で宴もたけなわというわけにはいかないだろう。
ZOOMで時間を無制限にグループ会議を行うには月2000円からの有料プランに切り替える必要がある。
有料プランにするのには少し抵抗を感じたが、2000円割ることの7、285円が飲み代と考えればめちゃくちゃに安いし、通信の安定性がLINEとは雲泥の差だったので契約に至った。
結論:結局ZOOMが安定しておすすめ
LINEでのオンライン飲み会は3人か4人程度ならストレスなくいけるかもしれない。
だがそれ以上になるとどうしても音声が乱れる。
相手の発言がよく聞き取れなくなり、聞き返す回数が増える。
同じことを何回も発言させたりしたりするとどうしても盛り下がってしまうものである。
2000円と聞くと高いと感じるが参加者で費用を割り勘すれば、居酒屋の費用だと考えればかなり安いものである。
だが飲み会が終わったらしっかりと有料プランの解約を忘れないように。
サブスクリプション契約なので忘れると毎月2000円徴収されることになるので注意。